プラキシノスコープ
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プラキシノスコープ(英: Praxinoscope)は、回転のぞき絵(ゾートロープ)の進化したアニメーション機器の一種である。1877年、フランスのエミール・レイノーが発明した。ゾートロープと同様、円筒の内側に少しずつ変化する絵を並べて描き、円筒を回転させる。ゾートロープが円筒に開けられたスリットから反対側の内側をのぞく形式だったのに対して、プラキシノスコープは回転軸を鏡で囲い、その鏡に反射して映る絵を見る形態であった。円筒を回転させると、鏡に映る絵が次々に入れ替わり、あたかも動いているかのように見える。ゾートロープに比較すると像が明るく歪みが小さい。
- 1 プラキシノスコープとは
- 2 プラキシノスコープの概要
プラキシノスコープ(1877年)
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「アニメーションの歴史」の記事における「プラキシノスコープ(1877年)」の解説
フランスの発明者シャルル・エミール・レイノーは1876年にプラキシノスコープを開発し、1877年に特許を取得した。 それはゾエトロープに似ているが、シリンダーのスリットの代わりにシリンダーの中心の周りに均等に配置された12個の長方形のミラーを持っている。各ミラーは、円筒の内壁に対向して配置された画像ストリップの別の画像を反射する。プラキシノスコープを回転させると、順次画像が1枚ずつ表示され、流暢なアニメーションが得られる。プラキシノスコープは、ゾエトロープと比較して動画像をはっきりと見えるようにした。1879年、レイノーはPraxinoscope Théâtreを含むようにゾエトロープの特許を改訂した。これは、ペッパーズ・ゴースト効果を利用して、アニメーション化された人物を交換可能な背景に表示した。その後の改良には、背景の投影までアニメーションを投影するためにダブルマジックランタン(double magic lantern)を使用した "Praxinoscope à projection"(1882年販売)が含まれていた。
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