フロー制御
フロー制御
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/02 14:50 UTC 版)
フロー制御(フローせいぎょ、英: flow control)は、コンピュータネットワークにおいて、2つのノード間で高速な送信側が低速な受信側をオーバーラン・オーバーフローさせてしまうことを防ぐようデータ転送のレートを管理するプロセスである。これは、ネットワークが混雑して輻輳が発生するのを制御する輻輳制御とは異なる。フロー制御機構は、受信ノードが送信ノードに対して何らかのフィードバックを返すかどうかで分類できる。
- 1 フロー制御とは
- 2 フロー制御の概要
- 3 関連項目
フロー制御
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 19:49 UTC 版)
「Transmission Control Protocol」の記事における「フロー制御」の解説
TCPはエンドツーエンドのフロー制御プロトコルを使い、送信ペースが受信側にとって速すぎる状態になるのを防いでいる。様々な性能の機器が接続されたネットワークでは、フロー制御は欠かせない機構である。例えば、PCから性能の劣るPDAにデータを送る場合、PDAの性能に合わせて送信ペースを調整する必要がある。 TCPはスライディングウィンドウによるフロー制御を採用している。各TCPセグメントについて、受信側は「ウィンドウサイズ」フィールドで、そのコネクション用のバッファの空き容量に相当する今後受信可能なデータの量(バイト単位)を示す。送信側は確認応答を待ち合わせるまでに、そのフィールドで指定された量までのデータを送り、新たな確認応答でウィンドウサイズ・フィールドを確認してさらに送信できるデータ量を更新する。 受信側がウィンドウサイズを0としたとき、送信側は送信を停止してタイマ (persist timer) を起動する。このタイマは受信側のウィンドウサイズの更新セグメントが喪失してデッドロック状態になるのを防ぐためのものである(受信側がウィンドウサイズを更新しないと送信を再開できないため)。タイマがタイムアウトすると、送信側は小さなパケットを送り、その確認応答で受信側のウィンドウサイズが回復したかを調べる。 受信側での受信データの処理が遅いと、ウィンドウサイズの指定は小さいままとなる。これをSilly Window Syndrome(英語版) (SWS)と呼び、送信側は1度に数バイトのデータしか送れなくなり、TCPヘッダの方が大きな割合を占めるため転送効率が極端に低下する。そのような状況に陥らないようにするためのウィンドウ・アルゴリズムが RFC 813 (Window and acknowledgement strategy in TCP) に記載されている。
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フロー制御
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/07 15:45 UTC 版)
過熱器は、ボイラーの片側だけに1基設けられた。シングルフロー型の非対称ボイラーは、すべての排気ガスを過熱器のある管群に通せるようになっている。この場合、他方の管群は純粋に輻射のみによって加熱され、熱容量が小さい分だけ管の数を減じてあることが多かった。 ダブルフロー型非対称ボイラーは、排気ガスが両側の管群を通るようになっていたが、過熱器が設けられているのは片方だけであった。過熱器がない側には操作できるバッフルが設けられ、これを閉じることで過熱器を通る排気ガスの流量を増やすことができるようになっていた。こういったボイラーでは、バッフルの上に給水加熱器を追加してあることが多かった。
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