ヒューマニズム

デジタル大辞泉

ヒューマニズム【humanism】

読み方：ひゅーまにずむ

１ 人間性を称揚し、さまざまな束縛や抑圧による非人間的状態から人間の解放を目ざす思想。

㋐「人文主義」に同じ。

㋑17〜18世紀にイギリス・フランスで、普遍的な人間性を認め、いくつかの市民革命の指導理念となった思想。市民的ヒューマニズム。

㋒新人文主義。ネオヒューマニズム。

㋓資本主義による人間の自己疎外から人間性の回復を目ざすプロレタリア階級の運動。社会主義的ヒューマニズム。

２ 人道主義。

世界宗教用語大事典

ヒューマニズム 【humanism】

①一般に人間的（ヒューマン）なことを尊重する思想。中世末期にあっては人間の解放はギリシア-ラテンの古典へ遡ることによって遂行されたので、ヒューマニズムは人文主義、古典研究として始まった。歴史上主要な形態として次のように見ることができる。◯ア中世的な宗教的世界観からの解放を求めるルネサンス期のイタリアの人文主義。◯イ宗教からの徹底的解放を求め、普遍的人間性を認めた一七～一八世紀イギリス・フランスの市民革命を理論づけた市民的ヒューマニズム。◯ウ古典重視、人間性の調和的発展、人間の自己救済力を説く一八～一九世紀のドイツの新ヒューマニズム。人間の教養・調和的自己発展を説いた。◯エ資本主義によって疎外された人間に人間性回復を求める社会主義的ヒューマニズム。◯オ東西文化の比較研究に基づく二〇世紀の補完的ヒューマニズム。◯カ人間を真理や価値の基礎に据える実存主義的ヒューマニズム。②ふつう人道主義のこと。（『広辞苑』）

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ヒューマニズム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/07/16 16:14 UTC 版)

ヒューマニズム（英: humanism）、人文主義（じんぶんしゅぎ）あるいは人本主義（じんぽんしゅぎ）という概念は、歴史的な変遷を経て多義的に用いられている。

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「ヒューマニズム」の例文・使い方・用例・文例

• ルネサンスのヒューマニズムの、またはそれに関するさま
• ヒューマニズム主義の支持者