ヒガンバナとは? わかりやすく解説

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ひがん‐ばな【彼岸花】

読み方:ひがんばな

ヒガンバナ科多年草土手や田の畦に生える。秋の彼岸のころ、高さ約30センチ花茎伸ばし長い雄しべ雌しべをもつ赤い6弁花を数個輪状につける。花の後、線形出て越冬する有毒植物だが、鱗茎(りんけい)を外用薬とする。曼珠沙華(まんじゅしゃげ)。死人花(しびとばな)。捨て子花石蒜(せきさん)。天蓋花(てんがいばな)。天涯花幽霊花かみそりばな。《 秋》

[補説] ヒガンバナ科単子葉植物は約860種が主に熱帯・亜熱帯分布する多年草で、鱗茎をもち、根生線形花被は6あり、子房下位。ヒガンバナ・スイセン・アマリリスなどが含まれる

彼岸花の画像
彼岸花の画像

石蒜

読み方:ヒガンバナ(higanbana), シビトバナ(shibitobana)

ヒガンバナ科多年草園芸植物薬用植物


ヒガンバナ

作者潮田久子

収載図書コンポジション45―花の浮き橋
出版社日本文学館
刊行年月2007.1


ヒガンバナ

ヒガンバナ
科名 ヒガンバナ科
別名: マンジュシャゲ・シタマガリ
生薬名: セキサン石蒜
漢字表記 彼岸花
原産 日本中国
用途 秋の彼岸頃に開花するので、この名があります。別名シタマガリは、この食べると舌が麻痺することからついたもので、有毒植物ですから注意が必要です。
学名: Lycoris radiata Herb.
   

彼岸花

読み方:ヒガンバナ(higanbana)

ヒガンバナ科多年草園芸植物薬用植物

学名 Lycoris radiata


石蒜

読み方:ヒガンバナ(higanbana), シビトバナ(shibitobana)

ヒガンバナ科多年草園芸植物薬用植物

学名 Lycoris radiata


彼岸花

読み方:ヒガンバナ(higanbana)

花がきまって秋の彼岸ごろに咲くビガンバナ科の多年生草本で、有毒植物一つ

季節

分類 植物


ヒガンバナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/15 18:52 UTC 版)

ヒガンバナ(彼岸花、石蒜、学名Lycoris radiata (L'Hér.) Herb., 1819 : [2])は、ヒガンバナ科[注釈 1]ヒガンバナ属多年草である。別名は曼珠沙華(マンジュシャゲ)、学名からリコリス・ラジアータとも呼ばれる。


注釈

  1. ^ APG体系による分類。クロンキスト体系ではユリ科
  2. ^ 特に近畿地方や中国地方に多く分布している[3]
  3. ^ シロバナマンジュシャゲは別種である。
  4. ^ かつては多くが土葬であり、墓穴棺桶を埋め、上から土をかぶせた。これをキツネなどの動物が掘り返してねぐらとするなど、荒らされる場合があった。
  5. ^ 日本テレビの『所さんの目がテン』(2005年9月25日放送)では、戦中当時のレシピを使用して食用実験を行った。ただし、これは万全な準備を経て専門家による指導のもとで行われた実験である。実際に同様のことを行った場合、毒抜きの時間が不充分であったり、長期間の摂取によって有毒成分が体内に蓄積したりすると、中毒を起こす危険性がある。
  6. ^ 紅い花ではあるが、地元は彼岸=死のイメージを嫌い、あえて曼珠沙華と呼ぶ。

出典

  1. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Lycoris radiata (L'Hér.) Herb. ヒガンバナ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年3月25日閲覧。
  2. ^ a b c 米倉浩司; 梶田忠 (2003-). “「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList)”. 2012年6月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年10月4日閲覧。
  3. ^ a b c d e 川名瑞希「<研究ノート>彼岸花にみる生活世界 : 命名と名称分布から」『常民文化』第41号、成城大学常民文化研究会、2018年3月、11-25頁、ISSN 0388-8908NAID 120006462906 
  4. ^ 田中修 2007, p. 118.
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m n 稲垣栄洋 2018, p. 218.
  6. ^ a b c d e f g h i j 田中孝治 1995, p. 106.
  7. ^ a b c d e f g h i j 主婦と生活社編 2007, p. 127.
  8. ^ a b c d e f g h i j k 馬場篤 1996, p. 96.
  9. ^ a b c d e f g h 稲垣栄洋 2018, p. 219.
  10. ^ a b c d e f g h i j 田中修 2007, p. 119.
  11. ^ 熊本国府高等学校PC同好会 (2010年3月22日). “彼岸花の別名”. 四季の花や植物. 2011年10月4日閲覧。
  12. ^ a b 田中修 2007, p. 125.
  13. ^ a b 大嶋敏昭監修 2002, p. 340.
  14. ^ 「田畑のあぜに真っ赤な帯 京都・乙訓でヒガンバナ見ごろ」京都新聞』2018年9月21日(2018年11月9日閲覧)。
  15. ^ a b c d 田中修 2007, p. 121.
  16. ^ 田中修 2007, p. 122.
  17. ^ a b c 近田文弘監修 亀田龍吉・有沢重雄著 2010, p. 219.
  18. ^ 田中修 2007, pp. 118, 124.
  19. ^ 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文 2018, p. 14.
  20. ^ a b 金田初代 2010, p. 187.
  21. ^ 巻末資料『安浦町史 通史編』p.1064、安浦町史編さん委員会編、2004年3月31日発行
  22. ^ ヒガンバナ科植物の誤食による食中毒”. 国立保健医療科学院. 2020年12月10日閲覧。
  23. ^ 松村 明、山口 明穂、和田 利政 編 『旺文社 国語辞典(第8版)』 p.1432 旺文社 1992年10月25日発行 ISBN 4-01-077702-8
  24. ^ 新谷尚紀 監修 著、PHP研究所編 編『12ヶ月のしきたり : 知れば納得! 暮らしを楽しむ』PHP研究所、2007年、100頁。ISBN 978-4-569-69615-7 
  25. ^ 四季の花々”. 埼玉県日高市巾着田管理事務所. 2020年9月22日閲覧。
  26. ^ 再調査で「500万本」 埼玉・日高のマンジュシャゲ”. 朝日新聞社 (2013年9月15日). 2013年9月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年9月15日閲覧。
  27. ^ 矢勝川(彼岸花)”. 愛知県の公式観光ガイド「Aichi Now」. 愛知県、Aichi Now運営事務局(ピコ・ナレジ). 2020年9月29日閲覧。
  28. ^ 田中修 2007, p. 120.
  29. ^ 田中修 2007, pp. 122–123.



ヒガンバナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 07:28 UTC 版)

saku saku」の記事における「ヒガンバナ」の解説

2010年10月15日放送で、黒幕小学校時代クラス内で流行っていたギャグとして披露したのがはじまりその後サクサカーからの投稿では「おはこんばんちは」と並びよく使われる挨拶文として定番化した2012年10月19日放送三原卒業しトミタ就任後)の「みんなでうたおうZ」で、「ヒガンバナ」をメインにした「日高のうた」が披露された(日高市にある巾着田がヒガンバナで有名であるため)。

※この「ヒガンバナ」の解説は、「saku saku」の解説の一部です。
「ヒガンバナ」を含む「saku saku」の記事については、「saku saku」の概要を参照ください。

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