ハミルトン形式とは? わかりやすく解説

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ハミルトン力学

(ハミルトン形式 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/16 15:56 UTC 版)

ハミルトン力学(ハミルトンりきがく、英語Hamiltonian mechanics)は、一般化座標と一般化運動量を基本変数として記述された古典力学である。イギリスの物理学者ウィリアム・ローワン・ハミルトンが創始した。ラグランジュ力学と同様にニュートン力学を再定式化した解析力学の一つの定式化/記述法である。




「ハミルトン力学」の続きの解説一覧

ハミルトン形式

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/09 03:48 UTC 版)

最小作用の原理」の記事における「ハミルトン形式」の解説

ハミルトン形式において、作用汎関数ハミルトン関数により S [ p , q ] = ∫ t 0 t 1 [ p ( t ) q ˙ ( t ) − H ( p , q ) ] d t {\displaystyle S[p,q]=\int _{t_{0}}^{t_{1}}{\big [}p(t){\dot {q}}(t)-H(p,q){\big ]}dt} で与えられる。ハミルトン形式における力学変数は、一般化座標 q、及びこれに共役一般化運動量 p である。これらは併せて正準変数呼ばれる正準変数変分 δq, δp に対して作用変分は δ S = [ p ( t ) δ q ( t ) ] t 0 t 1 + ∫ t 0 t 1 { δ p ( t ) [ q ˙ ( t ) − ∂ H ∂ p ] − [ p ˙ ( t ) + ∂ H ∂ q ] δ q ( t ) } d t {\displaystyle \delta S={\Big [}p(t)\,\delta q(t){\Big ]}_{t_{0}}^{t_{1}}+\int _{t_{0}}^{t_{1}}\left\{\delta p(t)\left[{\dot {q}}(t)-{\frac {\partial H}{\partial p}}\right]-\left[{\dot {p}}(t)+{\frac {\partial H}{\partial q}}\right]\delta q(t)\right\}dt} となり、運動方程式として δ S [ p , q ] δ p ( t ) = q ˙ ( t ) − ∂ H ∂ p = 0 {\displaystyle {\frac {\delta S[p,q]}{\delta p(t)}}={\dot {q}}(t)-{\frac {\partial H}{\partial p}}=0} δ S [ p , q ] δ q ( t ) = − p ˙ ( t ) − ∂ H ∂ q = 0 {\displaystyle {\frac {\delta S[p,q]}{\delta q(t)}}=-{\dot {p}}(t)-{\frac {\partial H}{\partial q}}=0} が導かれる

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ハミルトン形式

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 22:03 UTC 版)

相対論的力学」の記事における「ハミルトン形式」の解説

自由粒子ハミルトン関数は、平坦な時空においては H X ( P , γ ) = P μ X ˙ μ ( λ ) − L X = γ 2 [ P μ P μ ( λ ) + m 2 c 2 ] {\displaystyle H_{X}(P,\gamma )=P_{\mu }{\dot {X}}^{\mu }(\lambda )-L_{X}={\frac {\gamma }{2}}\left[P^{\mu }P_{\mu }(\lambda )+m^{2}c^{2}\right]} となり、曲がった時空においては H X ( X , P , γ ) = γ 2 [ g μ ν ( X ) P μ P ν ( λ ) + m 2 c 2 ] {\displaystyle H_{X}(X,P,\gamma )={\frac {\gamma }{2}}\left[g_{\mu \nu }(X)P^{\mu }P^{\nu }(\lambda )+m^{2}c^{2}\right]} となる。 ベクトル場 A と相互作用する粒子ハミルトン関数は H ( X , P , γ ) = γ 2 [ ( P μ − g A μ ) ( P μ − g A μ ) + m 2 c 2 ] {\displaystyle H(X,P,\gamma )={\frac {\gamma }{2}}\left[(P^{\mu }-gA^{\mu })(P_{\mu }-gA_{\mu })+m^{2}c^{2}\right]} となる。

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「ハミルトン形式」を含む「相対論的力学」の記事については、「相対論的力学」の概要を参照ください。

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