ハイエンドMATE Aと低コストMATE Bの二分化とは? わかりやすく解説

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ハイエンドMATE Aと低コストMATE Bの二分化

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 14:49 UTC 版)

PC-9821シリーズ」の記事における「ハイエンドMATE Aと低コストMATE Bの二分化」の解説

追って追加された、廉価版であるPC-9821 Bp/Bs/Be 等の98MATE BシリーズではWindows用グラフィックアクセラレータ搭載しているものの、音源およびPEGC、98ローカルバススロットの搭載省略されていた。つまり、「9821」と銘打たれいながらPC-9801シリーズ同様のハードウェアにグラフィックアクセラレータチップを追加しただけのものであり、実際にPC-9801シリーズ対応する機種存在しないBf以外はPC-9801BX2/BS2/BA2と共通の基板使用してコストダウン計っていた。 PEGCを拡張ボード形式後付けすることはITF/BIOS ROM対す修正も必要で機構的に実装が困難であったため、9821固有グラフィック機能追加するアドオンカードは発売されず、その結果このMATE BではMATE A用の一部256色対応ソフトが全く使用できないため、混乱生じたまた、MATE AにはPC-9801FX/FS/FAシリーズから採用されファイルスロット搭載されているのに対しMATE Bからはファイルベイに変更されている。どちらも外見似ているが、前者フロントパネル外してデバイス挿入するだけのイージーメンテナンス仕様である のに対し後者ケース開けて結線作業を行う必要のある、一般的なフロントベイとなっている。内蔵HDDについても同様で、MATE Aはコネクタ奥行きSCSIIDE兼用するスロット専用特殊なHDDケース用いることでフロントカバー開けて差し込むだけの構造になっているのに対しMATE Bはケース開けて一般的な形でIDE HDD内蔵するようになっているこのようにMATE AからMATE Bになったことで従来SCSI機器構成メンテナンス簡便さを意識した高コストなものから、IDE構成による互換性意識した低コストなものへ移行している。これらは以降MATE Xにも踏襲され、ひとつの転換点となっている。 また、家庭向けマルチメディアパソコンと言う位置づけで、初代機形状と名を継ぎCRTモニタセットにした「C」型番を持つ98MULTiシリーズ登場しラインナップに厚みを加えた。こちらは音源とPEGCは初代機MATE Aと同様な一方でMATE Aで導入され98ローカルバススロット搭載しなかった。 デスクトップ続いて1993年夏にはノート型にも256色/4096色中、640×480ドット液晶持ったPC-9821Neを登場させ、全シリーズの9821化が進んだ。これらは従来から「98NOTEシリーズ標準ノート)、「98NOTE Lightシリーズモバイルノート)を名乗っていたが、後に「Lavie」(標準ノート)、「Aile」(モバイルノート)のシリーズ名与えられた。

※この「ハイエンドMATE Aと低コストMATE Bの二分化」の解説は、「PC-9821シリーズ」の解説の一部です。
「ハイエンドMATE Aと低コストMATE Bの二分化」を含む「PC-9821シリーズ」の記事については、「PC-9821シリーズ」の概要を参照ください。

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