ネモIII
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「ネモ (ガンダムシリーズ)」の記事における「ネモIII」の解説
『Ζ-MSV』で設定され(初出は雑誌『B-CLUB』第6号)、のちにアニメ版『機動戦士ガンダムUC』にも登場。デザインは藤田一己。 開発が難航するネモIIに替わってAE社が用意した機体で、ネモIIの武装強化型でもある。対艦および対モビルアーマー戦も可能な高火力を実現するため、バックパックから左肩口にEパック式(バックパック両側面にタンク状のEパックを接続)のビーム・キャノン(出力5.4メガワット)を装備。バックパックはバインダー・ユニットも兼ねており、機動性も向上している。外観は頭部と前腕部を除けばネモの面影はなく、火力に加えて運動性や防御力とすべての点において強化されている。専用のビーム・ライフル(出力1.9メガワット)を携行するほか、スペックにビーム・サーベルが記載されているが、収納部位は不明。 エゥーゴの指導者ブレックス・フォーラ准将が暗殺された結果、AE社との疎通がうまくいかなくなり、1号機の完成はアクシズがゼダンの門にぶつけられた当日(宇宙世紀0088年1月18日)となっている。カラーリングはオレンジを基調とし、一部が濃淡グレーで塗られている。 劇中での活躍 アニメ版『UC』では、宇宙世紀0096年に連邦軍トリントン基地に少数が配備されている(劇中で確認できるのは1機)。ジオン残党軍による襲撃の際、建物の陰にいるところをファット・アンクル改に乗ったザクI・スナイパータイプに上空からコックピットを狙撃され、撃破される。バストアップが映るのみであるが、頭部左側にバルカン砲を上下2門装備しており、右側にも同様に装備しているなら計4門となる。 漫画『ダブルフェイク アンダー・ザ・ガンダム』では、宇宙世紀0090年にガンキャノン・ディテクターやバージムとともにコロニー防衛のために出撃する。 ゲーム『機動戦士ガンダム バトルオペレーション2』に登場する機体は、ジムIIと同じビーム・ライフルを携行しており、所有していればジム・カスタムなどと同じジム・ライフルにも変更可能となっている。また、ビーム・サーベル(通常のネモと同じだが柄が白い)はリア・スカートに横向きにマウント、頭部バルカン砲は4連装となっている。なお、新規ユニットとして追加された際に同ゲームの公式サイトで公開されたイラストには、格納庫内に3機あり、天井をビームが突き破る瞬間が描かれている。
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