新潟19号【ニイガタ19ゴウ】(食用作物)
登録番号 | 第4173号 | |
登録年月日 | 1994年 12月 26日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | 新潟19号 よみ:ニイガタ19ゴウ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 1998年 12月 27日 | |
品種登録者の名称 | 新潟県 | |
品種登録者の住所 | 新潟県新潟市新光町4番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 佐々木行雄 阿部徳文 石崎和彦 東聡志 近藤敬 佐々木康之 竹内睦 星豊一 小出道雄 星野卓 市川儀夫 矢野一成 池善世 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「コシヒカリ」に「新潟14号」を交配して育成された固定品種であり,育成地(新潟県長岡市)における成熟期は極早生,穂いもち及び葉いもち圃場抵抗性が強い水稲,粳種である。 草型は偏穂数型,稈長及び稈の細太は中,剛柔はやや剛,止葉の直立の程度はやや立,葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長は短,穂数はやや少,粒着密度はやや密,穂軸の抽出度は中である。穎色は黄白,ふ先色は黄白から黄,芒の有無と多少は稀,芒長は極短,芒色は黄白から黄である。玄米の形は中,玄米の粒色は淡褐,大小及び精玄米千粒重はやや小,見かけの品質は上の中,光沢はやや良,腹白の多少は極少,食味は上の下である。出穂期は早生の早,成熟期は極早生,障害型耐冷性はやや強,穂発芽性はやや難,耐倒伏性はやや強,脱粒性は難,収量は中である。穂いもち及び葉いもち圃場抵抗性は強である。 「はつこしじ」と比較して,稈長が長いこと,穂数が少ないこと,障害型耐冷性が強いこと,穂いもち及び葉いもち圃場抵抗性が強いこと等で,「ホウネンワセ」と比較して,稈が太いこと,穂数が少ないこと,ふ先色及び芒色が黄白から黄であること,耐倒伏性が強いこと等で,「わせじまん」と比較して,玄米の粒色が淡褐であること,障害型耐冷性が強いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,新潟県農業試験場(長岡市)において,昭和52年に「コシヒカリ」に「新潟14号」を交配し,55年雑種第5代で個体選抜を行って育成された固定品種である。58年から生産力検定試験及び特性検定試験,60年以降「新潟19号」の名称で奨励品種決定調査等の試験を行い,地域適応性を検討し,その特性を確認して育成を完了したものである。平成2年は雑種第15代である。 |
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