トリオ・ソナタ
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トリオ・ソナタ(英: trio sonata、英: Triosonate)は、17世紀末から18世紀初めにかけて特に人気のあった音楽形式。2つの旋律楽器と1つの通奏低音のために作曲され、3つの声部を形成するところから、「トリオ・ソナタ」 の名称がある。ただし、通奏低音は複数の奏者によって演奏される場合もあるので奏者の数が3人であるとは限らない。
- 1 トリオ・ソナタとは
- 2 トリオ・ソナタの概要
- 3 トリオ・ソナタを書いた主な作曲家
- 4 参考文献
トリオ・ソナタ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/24 09:08 UTC 版)
「作品1 トリオ・ソナタ集 (ヴィヴァルディ)」の記事における「トリオ・ソナタ」の解説
トリオ・ソナタは、その形式をアルカンジェロ・コレッリによって確立されて以後権威化され、この形式を作曲することが作曲家の能力を示すものとなっていた。したがってコレッリ以後は、ジュゼッペ・トレッリ、アントニオ・カルダーラ、トマゾ・アルビノーニといった作曲家が初作品集にこの「トリオ・ソナタ」を作曲しており、新人作曲家にとっての登竜門としての役割も担っていた。ヴィヴァルディが作品1にトリオ・ソナタを作曲した理由にもこれが背景として存在し、また曲集が再版されたことはヴィヴァルディがヴェネツィアの1人前の作曲家として認められたとを意味している。トリオ・ソナタの奏低音の伴奏パートは、従来の解釈ではヴィオローネ(ないしチェロ)とチェンバロの両方を用いる解釈され、ヴィヴァルディの作品1のアムステルダムの再販では重複するバス・パートのパート譜が存在している。しかしその後の研究で、伴奏楽器を2つ用いるのはアルプス以北での演奏習慣であり、現在ではイタリアにおいては弦楽器かチェンバロのどちらか一方のみが選択されるべきであったと解釈されている。
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トリオ・ソナタ
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「トリオ・ソナタ集 作品1 (ヴィヴァルディ)」の記事における「トリオ・ソナタ」の解説
トリオ・ソナタは、その形式をアルカンジェロ・コレッリによって確立されて以後権威化され、この形式を作曲することが作曲家の能力を示すものとなっていた。したがってコレッリ以後は、ジュゼッペ・トレッリ、ジョルジョ・ジェンティーリ、アントニオ・カルダーラ、トマゾ・アルビノーニといった作曲家が初作品集にこの「トリオ・ソナタ」を出版(トレッリ以外はすべてサーラ社から)しており、新人作曲家にとっての登竜門としての役割も担っていた。ヴィヴァルディが作品1にトリオ・ソナタを作曲した理由にもこれが背景として存在し、また曲集が再版されたことはヴィヴァルディがヴェネツィアの1人前の作曲家として認められたとを意味している。トリオ・ソナタの通奏低音の伴奏パートは、従来の解釈ではヴィオローネ(ないしチェロ)とチェンバロの両方を用いると解釈され、それを裏付けるようにアムステルダムでの作品1の再販では、重複するバス・パートのパート譜が存在している。しかしその後の研究で、伴奏楽器を2つ用いるのはアルプス以北での演奏習慣であり、現在ではイタリアにおいては弦楽器かチェンバロのどちらか一方のみが選択されるべきであったと解釈されている。
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「トリオソナタ」の例文・使い方・用例・文例
- トリオソナタという器楽曲
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