トリオ・ソナタとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > トリオ・ソナタの意味・解説 

トリオ‐ソナタ【trio sonata】


トリオ・ソナタ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/07 07:49 UTC 版)

トリオ・ソナタ: trio sonata: Triosonate)は、17世紀末から18世紀初めにかけて特に人気のあった音楽形式。2つの旋律楽器と1つの通奏低音のために作曲され、3つの声部を形成するところから、「トリオ・ソナタ」 の名称がある。ただし、通奏低音は複数の奏者によって演奏される場合もあるので奏者の数が3人であるとは限らない。




「トリオ・ソナタ」の続きの解説一覧

トリオ・ソナタ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/24 09:08 UTC 版)

作品1 トリオ・ソナタ集 (ヴィヴァルディ)」の記事における「トリオ・ソナタ」の解説

トリオ・ソナタは、その形式アルカンジェロ・コレッリによって確立され以後権威化され、この形式作曲することが作曲家能力を示すものとなっていた。したがってコレッリ以後は、ジュゼッペ・トレッリアントニオ・カルダーラトマゾ・アルビノーニといった作曲家が初作品集にこの「トリオ・ソナタ」を作曲しており、新人作曲家にとっての登竜門としての役割担っていた。ヴィヴァルディ作品1にトリオ・ソナタを作曲した理由にもこれが背景として存在し、また曲集が再版されたことはヴィヴァルディヴェネツィア1人前の作曲家として認められたとを意味している。トリオ・ソナタの奏低音伴奏パートは、従来解釈ではヴィオローネ(ないしチェロ)とチェンバロ両方用い解釈されヴィヴァルディ作品1のアムステルダム再販では重複するバス・パートパート譜存在している。しかしその後の研究で、伴奏楽器2つ用いるのはアルプス以北での演奏習慣であり、現在ではイタリアにおいては弦楽器チェンバロどちらか一方のみが選択されるべきであった解釈されている。

※この「トリオ・ソナタ」の解説は、「作品1 トリオ・ソナタ集 (ヴィヴァルディ)」の解説の一部です。
「トリオ・ソナタ」を含む「作品1 トリオ・ソナタ集 (ヴィヴァルディ)」の記事については、「作品1 トリオ・ソナタ集 (ヴィヴァルディ)」の概要を参照ください。


トリオ・ソナタ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/23 07:29 UTC 版)

トリオ・ソナタ集 作品1 (ヴィヴァルディ)」の記事における「トリオ・ソナタ」の解説

トリオ・ソナタは、その形式アルカンジェロ・コレッリによって確立され以後権威化され、この形式作曲することが作曲家能力を示すものとなっていた。したがってコレッリ以後は、ジュゼッペ・トレッリジョルジョ・ジェンティーリアントニオ・カルダーラトマゾ・アルビノーニといった作曲家が初作品集にこの「トリオ・ソナタ」を出版トレッリ以外はすべてサーラ社から)しており、新人作曲家にとっての登竜門としての役割担っていた。ヴィヴァルディ作品1にトリオ・ソナタを作曲した理由にもこれが背景として存在し、また曲集が再版されたことはヴィヴァルディヴェネツィア1人前の作曲家として認められたとを意味している。トリオ・ソナタの通奏低音伴奏パートは、従来解釈ではヴィオローネ(ないしチェロ)とチェンバロ両方用いると解釈され、それを裏付けるようにアムステルダムで作品1の再販では、重複するバス・パートパート譜存在している。しかしその後の研究で、伴奏楽器2つ用いるのはアルプス以北での演奏習慣であり、現在ではイタリアにおいては弦楽器チェンバロどちらか一方のみが選択されるべきであった解釈されている。

※この「トリオ・ソナタ」の解説は、「トリオ・ソナタ集 作品1 (ヴィヴァルディ)」の解説の一部です。
「トリオ・ソナタ」を含む「トリオ・ソナタ集 作品1 (ヴィヴァルディ)」の記事については、「トリオ・ソナタ集 作品1 (ヴィヴァルディ)」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「トリオ・ソナタ」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「トリオソナタ」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「トリオ・ソナタ」の関連用語

トリオ・ソナタのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



トリオ・ソナタのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのトリオ・ソナタ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの作品1 トリオ・ソナタ集 (ヴィヴァルディ) (改訂履歴)、トリオ・ソナタ集 作品1 (ヴィヴァルディ) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS