ディジョン歴史地区
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「ブルゴーニュのブドウ畑のクリマ」の記事における「ディジョン歴史地区」の解説
「ディジョン」も参照 登録範囲の北端に位置するのが、コート=ドール県の県庁所在地ディジョンである。ディジョンは11世紀にブルゴーニュ公国の首都となり、14世紀から15世紀にかけてのフィリップ豪胆公、ジャン無畏公、フィリップ善良公、シャルル突進公のヴァロワ=ブルゴーニュ家4代の時期に最盛期を迎えた。ブルゴーニュ公爵宮殿(フランス語版)は最盛期の名残ではあるが、現存するものはヴェルサイユ宮殿を手がけた建築家ジュール・アルドゥアン=マンサールによって、17世紀に大規模な改築を受けた。現在の左翼は市庁舎、右翼はディジョン美術館になっている。 世界遺産に含まれた理由は、登録対象となったシステムの形成に寄与した政治的調整力について、それを体現する地区ということである。それを示す建物として、ICOMOSの勧告書では、公爵宮殿のほかにサン=ベニーニュ大聖堂(フランス語版)、(旧)ベルナルド会女子修道院、裁判所、ディジョン市立図書館(フランス語版)・古文書館、ネゴシアンの邸宅群などが挙げられている。
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