テープ記録式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/02/19 09:42 UTC 版)
「マルチトラック・レコーダー」の記事における「テープ記録式」の解説
オープンリール式固定ヘッド・デジタル・レコーダーは1980年頃から利用が始まった。最初に市場に出たのは3M社のDMSシステムであったが、ソニー/ティアック/松下電器/StuderのDASH(Digital Audio Stationaly Headの略)規格(テープ幅1/4 - 1/2インチ)と三菱電機/赤井電機(AKAI)/小谷電機(オタリ)/AEG(テレフンケン)のPD(Pro Digitalの略)規格(テープ幅1/4 - 1インチ)に収斂した。これらはマスターレコーダー用の2トラックの規格とMTRの規格を定めている。 また回転ヘッドを用いたビデオテープレコーダーの機構を用いても、多チャネルのデジタル音声信号を同時に記録するだけの帯域を確保する事ができる。8ミリビデオ、ベータマックス用ビデオテープを使用した、8トラック、及び、12トラック、16トラックのデジタルマルチトラッカーなども登場した(註;後者は、録音機能だけで、録画機能はない)。現在でも音楽制作、放送用に広く用いられている規格として、米ALESIS社提唱のADATとティアック社提唱のDTRSがあり、前者はS-VHSテープ、後者はHi8テープにそれぞれCD-DA同等の音質で8トラックを記録することができる。これらのデジタルMTRは同期機能をもっており、映像機器との同期のみならず、16台のDTRS機を同期運転して1台の128トラック多重録音機として扱うことができる。
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