ダザイフ

デジタル大辞泉

だざい‐ふ【^▽大宰府】

読み方：だざいふ

律令制で、九州および壱岐(いき)・対馬(つしま)を管轄し、また、外交・海防などに当たった役所。長官の帥(そち)以下の四等官のほか祭祀(さいし)をつかさどる主神(かんづかさ)が置かれた。平安時代以後、親王が帥に任じられるようになって政務は権帥(ごんのそち)が執ったが、中世には実際の機能を失った。現在の福岡県太宰府市に遺跡がある。遠(とお)の朝廷(みかど)。おおみこともちのつかさ。

[補説] 地名別項。→太宰府

だざいふ【太宰府】

読み方：だざいふ

福岡県中西部の市。昭和57年（1982）市制。古代、大宰府が置かれた地。太宰府天満宮・大宰府都府楼跡・観世音寺など史跡が多い。人口7.0万（2010）。

太宰府市の位置

太宰府市の市章

難読語辞典

大宰府

読み方：ダザイフ（ｄａｚａｉｆｕ），　オオミコトモチ（ｏｏｍｉｋｏｔｏｍｏｃｈｉ）

令制で、筑前国筑紫郡に置かれた役所の名

歴史民俗用語辞典

大宰府

読み方：ダザイフ（ｄａｚａｉｆｕ）

律令制下、筑前国におかれた地方特別官庁。西国の内政や外交・防衛を管掌するほか、外交使節との交渉や防衛にあたった。

駅名辞典

太宰府

読み方：ダザイフ（ｄａｚａｉｆｕ）

所在 福岡県(西日本鉄道太宰府線)

駅名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。