ダイアトニックコードとは? わかりやすく解説

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ダイアトニック・コード[diatonic chords]

ダイアトニック・スケール上に成り立つ7通りコードのこと。ダイアトニック・コードは3音構成よるものと4音構成よるものがある。これらのコードのみの組み合わせによるコード進行はひとつの調性内でのコード進行基本である。

ポピュラー和声

(ダイアトニックコード から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/05 16:59 UTC 版)

ポピュラー和声(ポピュラーわせい)ではジャズポップスにおける和声について記述する。和声(: harmony, ハーモニー)は、メロディリズムとともに、音楽における要素の一つを指し[1]、時間の流れの中でコードとコードを連結するときに起こる動的な響きの変化を、広義にいうものである[2]


注釈

  1. ^ マイナー・セブンス・コードは、短調の I-7 としても使用されるが、長調の II-7、III-7、VI-7 としても、短調の II-7、VI-7 としても、さまざまに使われるためコードの機能が不明確となり、V-7 → I-7 というコード進行は調性を確定しないという意見もある。
  2. ^ サブドミナント・マイナーに対してサブドミナント・メイジャーとする理論書もある。

出典



「ポピュラー和声」の続きの解説一覧

ダイアトニック・コード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 20:24 UTC 版)

ポピュラー和声」の記事における「ダイアトニック・コード」の解説

ダイアトニック・コード diatonic chord とは、長音階または短音階構成からなるコードである。 同じ機能を持つコード互いに交換可能であり(代理和音 substitute chord またはサブコード sub chord であるという)、代理和音はT'のように「'」をつけて表記する。 以下に、ダイアトニック・コードとその機能を示す。 長調のダイアトニック・コードコードI△7I6 IIm7IIm6 IIIm7 IV△7IV6 V7 VIm7 VIIm7(♭5) 機能T S' T'(D') S D T' D'(?) 短調のダイアトニック・コード1. 自然短音階 natural minor scale 上のダイアトニック・コード コードIm7 IIm7(♭5) ♭III△7♭III6 IVm7IVm6 Vm7 ♭VI△7♭VI6 ♭VII7 機能T SM' T' SM D SM'(T') SM'(D') 2. 和声的短音階 harmonic minor scale 上のダイアトニック・コード コードIm△7 IIm7(♭5) ♭III△7+5 IVm7IVm6 V7 ♭VI△7♭VI6 VIIdim7 機能T SM' × SM D SM'(T') D' 3. 旋律的短音階 melodic minor scale 上のダイアトニック・コード コードIm△7Im6 IIm7IIm6 ♭III△7+5 IV7 V7 VIm7(♭5) VIIm7(♭5) 機能T S' × S(?) D T'(?) D' ※一般的な機能T: トニック tonic、S: サブドミナント subdominantSM: サブドミナント・マイナー subdominant minor、D: ドミナント dominant、×: 響き奇異なためオーソドックススタイルでは使用されない

※この「ダイアトニック・コード」の解説は、「ポピュラー和声」の解説の一部です。
「ダイアトニック・コード」を含む「ポピュラー和声」の記事については、「ポピュラー和声」の概要を参照ください。

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