タキ2700形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/29 05:54 UTC 版)
「国鉄タキ2700形貨車」の記事における「タキ2700形」の解説
タキ2700形は、クレオソート専用の30 t 積タンク車として1953年(昭和28年)3月20日から1959年(昭和34年)7月10日にかけて、5ロット5両(コタキ2700 - コタキ2704)が日本車輌製造、三菱重工業の2社にて製作された。 記号番号表記は特殊標記符号「コ」(全長 12 m 以下)を前置し「コタキ」と標記する。 本形式の他にクレオソートを専用種別とする形式にはタ1000形(48両)、タ2400形(3両、後述)、タム80形(5両)、タム20080形(2両)、タサ500形(84両)、タキ1600形(1両)、タキ2750形(5両、後述)の7形式があった。 落成時の所有者は、大日本木材防腐、北日本防腐木材工業、新宮商行の3社であり、1969年(昭和44年)5月26日に北日本防腐木材工業所有車2両(コタキ2701、コタキ2703)が東北ボールへ、更に1971年(昭和46年)12月22日に青森木材防腐へ名義変更された。 1979年(昭和54年)10月に制定された化成品分類番号では、「93」(有害性物質、可燃性のもの)が標記された。 車体色は黒色、寸法関係は全長は10,900 mm、全幅は2,536 mm、全高は3,792 mm、台車中心間距離は9,350 mm、自重は16.7 t - 17.9 t、実容積は29.1 m3 - 30.1 m3、換算両数は積車4.5、空車1.8であり、台車はベッテンドルフ式のTR41Cである。 1986年(昭和61年)10月31日 に最後まで在籍した1両(コタキ2704)が廃車となり同時に形式消滅となった。
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