セレウス菌とバチルス・チューリンゲンシスの昆虫殺虫性蛋白質
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/21 01:54 UTC 版)
「二成分毒素」の記事における「セレウス菌とバチルス・チューリンゲンシスの昆虫殺虫性蛋白質」の解説
セレウス菌(Bacillus cereus)は自然界に広く分布し、食品腐敗菌として知られている。日和見感染として敗血症、心内膜炎、髄膜炎、骨髄炎、気管支肺炎などを起こし、ときに致死的である。バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)はもともとカイコの病原菌として同定された。殺虫性結晶タンパク質の生産能がセレウス菌との違いである。セレウス菌とバチルス・チューリンゲンシスは二成分毒素である昆虫殺虫性蛋白質を産出するものも同定されている。昆虫殺虫性蛋白質は結合成分のVip1と酵素成分のVip2からなる。Vip1はボツリヌスC2毒素のC2Ⅱ、イオタ毒素のIbや炭疽菌のPAと相同性められる。
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