スモン病
スモン【SMON】
スモン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/08 20:06 UTC 版)
スモン(SMON、subacute myelo-optico-neuropathyの略称、別名:亜急性脊髄視神経症)とは、整腸剤キノホルム(クリオキノール、5-クロロ-7-ヨード-8-キノリノール)による薬害。1955年頃より患者が発生し、1967年から1968年に患者発生数がピークとなった。
- ^ 煮沸消毒が有効 専門誌に予防策寄稿『朝日新聞』1970年(昭和45年)2月6日夕刊 3版 10面
- ^ 宮田親平『田辺製薬の「抵抗」』
- ^ 「難病救済軌道に」『朝日新聞』昭和47年(1972年)9月17日朝刊、13版、3面
- ^ “スモンに関する調査研究”. 厚生労働省. 2020年9月7日閲覧。
- ^ 岡山スモン訴訟 東京方式で和解 田辺製薬は拒否『朝日新聞』1978年(昭和53年)1月21日夕刊、3版、9面
- ^ 志鳥栄八郎『志鳥栄八郎自伝 嵐が奏でる』p.268
- ^ スモン病で急死 浜田晃氏『朝日新聞』昭和44年(1969年)12月13日夕刊、3版、11面
- ^ 『新撰 芸能人物事典 明治~平成』
スモン(1960年代)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 07:00 UTC 版)
1955年から出てきたスモン(亜急性脊髄視神経症)という奇病のため、1964年に厚生省研究班が発足、スモン罹患者が服用していた殺菌剤クリオキノール(キノホルム)を1972年に中止すると罹患者は激減したが、罹患者が目立ったのは日本だけであり、拡大した使用法による薬の長期連用が原因とされる。1979年の薬事法の改正につながり、副作用救済制度、承認基準、副作用収集制度、品質管理、添付文書への副作用の記載、誇大広告の禁止など大きな改革をもたらした。キノホルムは本来は殺菌剤として開発されたが、日本では整腸剤として広く使われ、服用者に脊髄炎・末梢神経障害のため下肢対麻痺に陥る例(スモン)が多発した。
※この「スモン(1960年代)」の解説は、「薬害」の解説の一部です。
「スモン(1960年代)」を含む「薬害」の記事については、「薬害」の概要を参照ください。
「スモン」の例文・使い方・用例・文例
- スモンのページへのリンク