スペインの植民地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/16 14:51 UTC 版)
「アメリカ大陸の脱植民地化」の記事における「スペインの植民地」の解説
アメリカ大陸のスペイン植民地は19世紀の第1四半世紀の間にその独立を勝ち取った。半島戦争の間の1810年以降、スペイン国王フェルナンド7世の名で幾つかの国の「クリオーリョ」が国を統治する議会を起ち上げた。自治政府の経験に、自由主義とフランス革命やアメリカ独立の概念に影響され「リベルタドーレス」が率いる独立への戦いが始まった。植民地の多くは、スペインの貿易独占を排除し政治的な影響力を持とうとするイギリス帝国の支援で、自らを解放した。 南アメリカではシモン・ボリーバルとホセ・デ・サン・マルティンが独立闘争の最終段階を率いた。ボリバルはこの大陸のスペイン語圏を政治的に一つに纏めようとしたが、諸国は急速に他とは独立した形を取り、三国同盟戦争(パラグアイ対アルゼンチン・ブラジル・ウルグアイ)や太平洋戦争(チリ対ボリビア・ペルー)など幾つかの戦争が続いた。 スペインの北アメリカや中央アメリカの植民地でも関連した動きが起こった。メキシコ独立革命やそれに関連する戦いである。メキシコの独立はアグスティン・デ・イトゥルビデと「三つの保証軍」の連衡で1821年に達成された。この統合はメキシコ第一帝政の間、短期間続いたが、10年の間に幾つかの国家に分裂した。
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