サハ500形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/06 22:03 UTC 版)
「伊予鉄道300系電車」の記事における「サハ500形」の解説
元は旧・鉄道省の木造院電で1914年(大正3年)に汽車製造で落成。東京横浜電鉄(現・東京急行電鉄)に払い下げの後、1936年(昭和11年)に日本車輌で鋼体化され、サハ1形を経て東急サハ3350形となった。サハ3350形は4両全車が1965年(昭和40年)に上田丸子電鉄に譲渡されたが、入籍しなかった2両が、スクラップ扱いで西武建設に売却され、同社西武所沢車両工場で車体更新および台車交換、電動発電機取付のうえ、1971年(昭和46年)12月にサハ500形501・502となって入線した。入線に際し新製扱いとされたため、旧車両番号は不明である。 1974年(昭和49年)電動発電機(芝浦CLG-1)を撤去、棒連結器に交換。1978年(昭和53年)に502は高性能化改造された303, 304に合わせ、改造が行われた。台車は住友金属工業FS-097に交換され、電気指令式ブレーキ化、外板の総張替え(ノーシル・ノーヘッダー化)、客用扉の交換がなされている。時代に合わせた改修の一方で、台枠は院電時代のものを保っていた。501は台車を伊予鉄道余剰品の日立MICに変更された。1989年に501が廃車され、残る502も3000系の入線対応により2008年(平成20年)12月に廃車となった。
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