ゲームの大まかな流れ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/13 06:39 UTC 版)
「カルドセプト」の記事における「ゲームの大まかな流れ」の解説
各プレイヤーはセプターと呼ばれ、最大4人(AIを参加させることもできる)でプレイ可能である。ゲームを開始する前に、プレイヤー各自は、クリーチャー・スペル・アイテムの計50枚(同じカードは4枚まで。なお、カルドセプトDSでは、ルール設定によってさらに細かい制限を設けることも可能)のカードで構成された個人専用の山札(ブックと呼ばれる)を用意する。駒を置くのに用いるボード(マップと呼ばれる)は、全プレイヤーでひとつを共同で使用するものとし、これもゲーム前に複数ある中から選択する。 このゲームでのお金に相当する魔力(コスト)の単位はG(ゲイン)と呼ばれ、所持魔力、カードの使用料、土地の価値や通行料など、全ての計算はこの魔力によって行われる。 各プレイヤーの手番(ターンと呼ばれる)は以下のように行われる。 ブックから1枚手札をドローする。最初のターンではあらかじめ手札を4枚引いておく。手札は6枚までで、それ以上になった場合は任意の手札を捨てて6枚に収めなければならない。 全てのカードをドローした場合は「ブックが周回」(山札がもとの50枚の構成に戻ること)し、再びブックから手札を引くことができる。 スペルと呼ばれるカードが手札にあれば、それを1枚選んで使用可能(使用しなくてもよい)。これによって多種多様な効果を得ることが出来る。 ダイスを振り、出た数のマス目(土地と呼ばれる)だけ進行方向に駒を進める。スペルの効果によって、ダイスを振ることができない場合もある。 魔力を消費し、プレイヤーの駒が停止した土地にクリーチャーを召喚する。あるいは、通過または停止している領地のうち1つに領地コマンドを使用する。これらのうち1つしか実行できないが、実行しなくてもよい。空地であれば手札にあるクリーチャーを召喚、配置し、自分の領地にすることが出来る。召喚にはカードに記載されたクリーチャーのコストが必要となる。 もし、停止した土地に別のセプターのクリーチャーがすでに配置されている場合には、土地によって決められた通行料を支払わなければならない。ただし、手札にあるクリーチャーを、その土地にいるクリーチャーと戦闘させて相手の土地を奪うこともできる。戦闘に勝って土地を奪えた場合は通行料は免除されるが、負けもしくは引き分けで土地を奪えなかった場合には通行料を支払う。なお、何らかの原因で両者いずれのクリーチャーもその土地に残れなかった場合は、通行料のやり取りは発生しない。 多額の通行料支払い等により所持魔力がマイナスになった場合は、所持魔力が0以上になるまで土地・護符を手放さなければならない。手放せる土地・護符が無くなってもマイナス分が残っている場合は魔力枯渇(破産)となり、強制的に城に戻される。魔力枯渇した後には、所持魔力のマイナスが帳消しになった上で周回ボーナスに等しい魔力が与えられる。 領地コマンドによって、すでに土地に配置している自分のクリーチャーを隣の土地に移動させることもできる。ただし、自分の別のクリーチャーが配置してある土地には移動させられない。なお、移動させた土地に別のセプターのクリーチャーがすでに配置されている場合にも、戦闘は発生する。 ターンを終了し、次のセプターに手番を移す。全てのセプターが手番を終えるまでをラウンドと呼び、規定ラウンドが終わった時点でゲームが終了するという対戦条件も設定できる。 マップは全て周回ができるようになっており、マップ上の全ての砦を通過してから城に戻ると周回ボーナスとして大量の魔力が得られる。周回ボーナスは周回数、領地の数、護符の価値などによって変化する。セプターが得られる収入には、他に通行料、スペルによる効果などがある。つまり、ゲームに勝つためには周回数を増やし、多くの領地を確保し、多くの通行料を得ることが望ましい。 最終的には、領地の価値、所持魔力、護符魔力、の3つの合計値である総魔力が目標魔力に達成した状態で城(スタート地点)に戻ったセプターが勝者となる。1ゲーム終了するごとに順位に応じた報酬枚数のカードが貰える。対戦条件(「奪取枚数」の設定)によっては、上位のセプターは下位のセプターからブック中のカードをランダムで奪うことができる。
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