グラススキー
歴史と沿革
グラススキーとは、文字通り草の上を滑るスキーです。70cm~90cmほどのキャタピラのついたスキーで、ストックや靴などはスノースキーと同じ物を使用します。
1960年代にドイツで発祥し、スノースキーの夏場のトレーニング用として広がりました。その後、ヨーロッパを中心に普及するにつれ、独立した競技として行われるようになり、1979年には第1回世界選手権大会が行われ、以後2年ごとに開催されております。日本には約30年前に紹介され、スキー場の夏の有効利用として、あるいは雪の少ない地域用として各地にグラススキー場が造られました。
日本グラススキー協会は1985年に発足、1987年には第5回世界選手権大会(13ヶ国1地域参加)を長野県野辺山スキー場で開催しました。その後、1993年には社団法人として認証され、総裁として(故)高円宮憲仁親王殿下にご就任いただきました。現在は高円宮憲仁親王妃久子殿下に総裁として大変なご協力をいただいています。
グラススキーの普及(体験会開催)を通じて、国民の健康生活への寄与はもちろんのこと、2000年8月の徳島県中尾山高原グラススキー場で開催したジュニア世界選手権大会(11ヶ国参加)以降、毎年、ジュニア世界選手権への選手派遣を含め、多くのジュニア層を対象にグラススキーを通じたさまざまな経験をサポートしています。さらに、国内大会として全日本選手権大会、高円宮牌ジャパンオープン、ジャパンジュニア大会他、日本各地での競技会を開催し、国内の幅広い層のグラススキーヤーをサポートしております。また多くの皆様にご支援いただいた結果、2005年9月のジュニア世界選手権では日本選手初めてのメダリストが誕生、2005年世界選手権では日本選手(2名)が初入賞、2007年9月の世界選手権では初のメダリスト誕生と、選手も頑張っています。美しい緑の自然の中、爽やかなグラススキースポーツにチャレンジしてください。
競技方法
競技方法・ルール
グラススキー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/06 08:03 UTC 版)
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2022年5月) |
グラススキー (Grass skiing) とは、スキー競技の一つで芝の上を滑る競技。キャタピラ状の専用用具を用い、スキー板の代わりにスキーブーツに装着して芝の上を滑走する。
概要
第二次世界大戦以前から、夏場に芝生の斜面を滑るローンスキーが考案され、実際に行われていた。日本では1933年(昭和8年)長野県の菅平スキー場で始められた。スキー板は冬用のものが用いられたが、草の水分で速度が鈍るためワックスやパラフィンを塗る、セルロイドを貼るなどの工夫がなされていた[1]。
現代のグラススキーは1960年代にドイツで生み出された[2]。当初は夏場におけるアルペンスキーのトレーニング法として提案されたものであったが、その後に独立競技として確立された。
現在では世界選手権やワールドカップなどの国際大会も国際スキー連盟によって開催されている。アルペンスキーのように回転、大回転、スーパー大回転、スーパー複合(回転とスーパー大回転)などの競技種目が存在する。
脚注
- ^ 人気を呼ぶ菅平のローン・スキー場『東京日日新聞』(『昭和ニュース事典第4巻 昭和8年-昭和9年』本編p494-495 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
- ^ “グラススキースポーツについて”. 全日本グラススキー連盟. 2022年5月1日閲覧。
外部リンク
「グラススキー」の例文・使い方・用例・文例
グラススキーと同じ種類の言葉
- グラススキーのページへのリンク