クウェンヤ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/26 08:51 UTC 版)
クウェンヤ(Quenya)は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした作品の中で、エルフが話す言語の一つである。共通エルダール語と呼ばれる初期の言語から、ヴァリノールに達したエルフ(かれらは、しばしば「上のエルフ」と呼ばれる)の間で発展した言語である。エルフの三王家のうち、ノルドールおよびヴァンヤールは、多少の差異はあるものの相互に理解できるクウェンヤの方言を話した。この言語はヴァラールも採用し、かれら固有の言語からいくらかの新しい要素を導入した。第三王家たるテレリは異なっているが密接に関連づけられた言語であるテレリ語を使った。
- 1 クウェンヤとは
- 2 クウェンヤの概要
- 3 概要
- 4 歴史
- 5 参考文献
- 6 外部リンク
クウェンヤ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/21 21:23 UTC 版)
テングワールがもともとクウェンヤを書くための文字として作られたとはいえ、クウェンヤであっても「基本の読み方」でない独特の読み方を作った方が書きやすくなる言葉の例外ではなかった。むしろ語中の子音の並びが制限されたこの言語では、よく使われる二重子音を一字で表す方が都合が良かったのである。各文字は、(クウェンヤを書くときに)その文字が表す音価を実際に含むクウェンヤの単語を名前として持ち、クウェンヤ使用者以外にも文字の名前として一般的に通用した。以下にクウェンヤにおける音価と、各文字の名前を示す。 階梯/系列系列I系列II系列III系列IV階梯11 tinco [t] 2 palma [p] 3 calma [k] 4 quesse [kw] 階梯25 ando [nd] 6 unbar [mb] 7 anga [ng] 8 ungwe [ngw] 階梯39 thule/sule [θ(th)/s] 10 formen [f] 11 harma/aha [x(kh)/h] 12 hwesta [hw] 階梯413 anto [nt] 14 ampa [mp] 15 anca [nk] 16 unque [nkw] 階梯517 numen [n] 18 malta [m] 19 ngoldo/noldo [ng] 20 ngwalme/nwalme [ngw] 階梯621 ore [r(震えない)] 22 vala [v] 23 anna [-]* 24 wilya/vilya [w] 25 romen [r(震える)] 26 arda [rd] 27 lambe [l] 28 alda [ld] 29 silme [s] 30 silme nuquerna [s] 31 are/esse [z/ss] 32 are/esse nuquerna [z/ss] 33 hyarmen [hj(hy)/h] 34 hwesta sindarinwa [hw]* 35 yanta [j(y)] 36 ure [w] 文字名や音価で、/で区切られているものは、前者が古いもの、後者が新しいものである。 *のついた二つの文字は、クウェンヤを書くときには使われなかった。
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クウェンヤ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/17 02:53 UTC 版)
クウェンヤはJ・R・R・トールキンが創作した架空の言語で、キリスト教聖書の部分訳が何人かによって進んでいる。 TranslationJohn 3:16 (Yohannëo 3:16)Fauskanger An Eru emélië i mar tenna antië ernóna Yondorya, i ilquen ye savë sessë lá nauva nancarna, mal samuva oira coivië.
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