カストディアンとは? わかりやすく解説

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カストディアン【custodian】

読み方:かすとでぃあん

管理人後見人の意》内外機関投資家世界の主要金融・資本市場証券投資する際の常任代理人投資家基金預かり、その指示株式債券受け渡し保管決済一手に行う。


カストディアン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/07 16:14 UTC 版)

カストディアン英語 : Custodian)は、投資家に代わって有価証券の管理(カストディ[リンク切れ])を行う機関である。受託信託銀行ともいう。特に、国外の有価証券に投資する際、現地で有価証券を管理する金融機関のことを言う。

概要 

投資家が国外の有価証券に投資する際に、購入した有価証券を輸送して本国で保管することは、輸送の費用・日数や保険に関する問題や外為法等による規制があり現実的でないため[1]、現地のカストディアンを利用するのが一般的である。日本国外の投資家が日本の有価証券に投資する際は日本の受託信託銀行二行がカストディサービスを提供する。

カストディアンは有価証券の保管業務に付随して、取引の決済、配当金・元利金の受領、議決権の行使、コーポレートアクションの報告などの事務を投資家に代わって行うほか、証券のレンディング(貸付)を行うこともある。寄託と(準)委任の混合契約である委任カストディと、信託契約である信託カストディの2つの類型がある。

日本では、主に日本カストディ銀行日本マスタートラスト信託銀行に二行がカストディアンサービスを提供している。グローバルにサービスを展開するカストディアンにはステート・ストリートバンク・オブ・ニューヨーク・メロンJPモルガンバンク・オブ・アメリカBNPパリバドイツ銀行香港上海銀行ゴールドマン・サックスUBSソシエテ・ジェネラルモルガン・スタンレーなどがある。また、国際証券集中保管機関としてユーロクリアクリアストリームがある。ここに挙がっていない具体例は英語版を参照されたい。

脚注

  1. ^ 証券がペーパーレス化されている場合も、投資家に代わって発行体からの通知の受領や売却手続などの事務を行う現地機関が必要になる。


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