カジノ関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 14:10 UTC 版)
「マルドゥック・スクランブル」の記事における「カジノ関係者」の解説
オクトーバー社傘下「エッグノックブルー」に所属するディーラー達。カジノの最大手といってもいい大規模なもので、業界でも腕利きの連中が揃う。バロット達がシェルが持つ決定的な証拠を手にするために挑むことになる。そこでバロットは思いもよらない出会いとかつてない激戦を経験することになる。カジノシーンは全三巻中、約三分の二を使う密度のものでバロットの過去との訣別と未来への光を求めるための分水嶺となっている。以下の三人はバロットが戦う三人のディーラーである。 ベル・ウィング 声 - 藤田淑子 スピナー。その世界では名前を知らない者はいないと言われているほどの腕利きのスピナーであったが、バロットの能力に入れ込み、仕事の範疇を超えての真剣勝負に負けた事でカジノ側から解雇を言い渡される。彼女に、「女としてのあり方と強さ」を教え、虚無的だった人生観に多大な影響を及ぼす。その後アシュレイとの勝負の立会人としてバロットに数々の助言を与えた。なお、アシュレイは自分サイドとして立会いを求めたが、本人は知らぬ存ぜぬでバロットの側につき、バロットを激励する。 マーロウ・ジョン・フィーバー 声 - 小野大輔 ディーラー。ディーラーとしてはかなり優秀であったが、ドクターやウフコックの方が数段上手だったため、その自身の能力に対する過信が裏目となって手玉に取られ、完全敗北する。アシュレイ直々に解雇通知を言い渡される。漫画版ではバロットに完全敗北を喫し、アシュレイとバロットの決戦をベルと共に見守る。 アシュレイ・ハーヴェスト 声 - 土師孝也 最強のディーラーにしてハウスリーダー。カジノ業界の用心棒に据えられる優秀なディーラーであり、カードの位置を文字通り自在に操る上に寸分違わず位置を把握するという理詰めで裏付けされた超絶的な力をもって自らの運をも掌握する。他のディーラーの追随を許さない圧倒的な実力を持ち、更に一目でウフコックの存在に気づく驚異的な観察力も持っている。マーロウを解雇し、引き継ぐ形で始まった勝負の途中、バロットに手袋に擬態しているウフコックに依存している限り自分には絶対勝てないと暗喩し精神的に追い詰めるという、本作でも屈指の敵。だが最終的にベル・ウィングとの勝負や皮肉にも自身の助言を経て進化を遂げたバロットには一歩届かなかった。ゲーム中に成長していくバロットをベル同様に気に入り、実兄を強盗に殺されたと語り、そこからバロットに問いかけ、文字通りの「進化」を促すほどの影響を及ぼした男。敗北後はベル・ウィングと共に恭しくバロットを見送った。
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