カイサラズ スターオールボァール【カイサラズ スターオールボァール】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第8520号 |
登録年月日 | 2000年 11月 7日 | |
農林水産植物の種類 | シンビジウム | |
登録品種の名称及びその読み | カイサラズ スターオールボァール よみ:カイサラズ スターオールボァール | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 向山株式会社 | |
品種登録者の住所 | 山梨県甲州市塩山熊野275 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 向山武彦 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「サラ ジーン アイス キャスケード」に「シルバン スター ビーナス」を交配して育成されたものであり,花はセパル及びペタルが淡紫ピンクの地色に紫赤のぼかし及び条線が入り,リップは長三角形で黄白の地色に明赤紫色の斑点及びぼかしが覆輪状に入る中型種である。草型の大きさは中,草姿は中間型である。ぎ球茎の正面の形は卵形,横断面の形は扁円形,高さは61~100㎜,長径は31~50㎜である。葉の全体の形は広線形,先端の形は不等鋭先形,頂点の角度は45~60度,先端の角度は60~90度,葉の長さは75~105㎝,幅は21~30㎜,葉色は緑,葉数は10~12枚である。一花茎の花数は21~30,花茎の太さは9.1~12㎜,長さは30~50㎝,上部及び中部の色は緑褐,下部の色は緑である。咲き型は部分抱え・平咲き,花の横径は61~80㎜,縦径は41~60㎜,ドーサル・セパル正面の形は広線形,先端の形は微突形,ラテラル・セパル正面の形は湾曲広線形,先端の形は不等微突形,ペタル正面の形は広線形,先端の形は不等微突形である。リップ正面の形は長三角形,先端の形は小凹形,周縁の反転は小,波打ちは中,横径は20~25㎜である。全体的な花色は桃系,花色はセパル及びペタルは淡紫ピンク(JHS カラーチャート9702)の地色に紫赤(同9714)のぼかし及び条線が入る,リップは黄白(同2701)の地色に明赤紫(同9506)の斑点及びぼかしが覆輪状に入る。花の香りは弱,開花期は初冬である。「エンザン スプリング インザムード」と比較して,リップ正面の形が長三角形であること,リップの横径が小さいこと,リップの斑点及びぼかしの色が明赤紫であること等で,「スプレンディットピンキープチミネルバ」と比較して,一花茎の花数が多いこと,セパル及びペタルにぼかし及び条線が入ること,リップに斑点及びぼかしが入ること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成3年に出願者の温室(山梨県塩山市)において,「サラ ジーン アイス キャスケード」に「シルバン スター ビーナス」を交配し,その実生の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「カイ サラズ スター PN430」であった。 |
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