オランザピン
オランザピン
オランザピン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/25 04:52 UTC 版)
オランザピン(英語: Olanzapine)は、非定型抗精神病薬の一つである。1996年に発売された。日本国内では2000年に統合失調症の治療薬として承認され、のちに双極性障害における躁症状(2010年)およびうつ症状(2012年)を改善する薬剤として追加承認された。2017年に「抗悪性腫瘍剤(シスプラチン等)投与に伴う消化器症状 (悪心、嘔吐)」の適応が追加された[2]。商品名ジプレキサ (Zyprexa)。規制区分は劇薬、処方箋医薬品である。糖尿病に禁忌である。
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- ^ “FDA オランザピン初のGEを承認 | ニュース | ミクスOnline”. www.mixonline.jp. 株式会社ミクス(MIX, Inc.) (2011年10月26日). 2024年2月18日閲覧。
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- ^ 霞ヶ関の犯罪「お上社会」腐蝕の構造 本澤二郎 リベルタ出版 2002年 ISBN 9784947637772 p196
- ^ ジプレキサ錠 添付文書(2020年2月改訂、第1版)
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- ^ Alex Berenson (2007年1月4日). “Lilly to Pay Up to $500 Million to Settle Claims”. The New York Times 2013年3月15日閲覧。
- ^ Maia Szalavitz Sept (2012年9月17日). “Top 10 Drug Company Settlements”. TIME.com 2013年2月23日閲覧。
- 1 オランザピンとは
- 2 オランザピンの概要
- 3 アメリカの状況
- 4 訴訟
オランザピン(商品名 ジプレキサ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 16:02 UTC 版)
「双極性障害」の記事における「オランザピン(商品名 ジプレキサ)」の解説
抗躁効果、抗うつ効果、再発予防効果があることが報告されており、日本では2017年時点で躁にもうつにも適応がある唯一の薬剤で、副作用には食欲亢進、体重増加、脂質異常、糖尿病誘発などがある。
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