ポリウレタン
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ポリウレタン(英: polyurethane[1])とはウレタン結合を有する重合体の総称で、通常イソシアネート基と水酸基を有する化合物の重付加により生成される。ウレタン(-NH・CO・O-)が介する結合をウレタン結合と言う(右図参照)。ウレタン樹脂(ウレタンじゅし)、ウレタンゴムともいう。プラスチックの分類を表す略号はPU、ゴムの分類を表す略号はUである。
- ^ 文部省 著、日本建築学会 編 『学術用語集 建築学編』(増訂)日本建築学会、1990年。ISBN 4-8189-0355-8。
- ^ Bayer, Otto (1947). “Das Di-Isocyanat-Polyadditionsverfahren (Polyurethane)”. Angewandte Chemie 59: 257–272. doi:10.1002/ange.19470590901.
- ^ DE 728981, IG Farben, published 1937
- ^ 田中康之、浅井治海 著、日本化学会 編 『ゴム・エラストマー』〈新産業化学シリーズ〉大日本図書、1993年。ISBN 4-477-00395-1。
- ^ 張田吉昭; 中尾政之. “失敗事例 > 加水分解でポリウレタン製のゴムローラが変質した”. 失敗知識データベース. 畑村創造工学研究所. 2012年4月15日閲覧。
- ^ 国民生活センター (1997年11月6日). “下駄箱のミステリー?! ウレタン底の靴”. 発表情報. 2012年1月4日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2012年4月15日閲覧。
- 1 ポリウレタンとは
- 2 ポリウレタンの概要
- 3 関連項目
ウレタン樹脂
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常温で液体の主剤と硬化剤に分かれており、その二つを攪拌混合することで重合させて固体とする。硬化時間は数分から10分程度で、硬化前は透明な液体であるが硬化後はベージュ色・ピンク色・白色など不透明の固体となる。 粘性は高く、そのままでは常温常圧での重力注型ができないため、模型製作用に発売されているものには、しばしば大量の揮発性溶剤が混合されている。揮発性溶剤の混合は流動性の改善には役立ち、常温常圧での重力注型法での成型を可能とするが、固化した樹脂から長期にわたり溶剤が揮発し、成型物の体積が減じることで歪むといった問題も引き起こす。 また、揮発性溶剤が含まれたウレタン樹脂は、真空注型には用いることができない。真空注型では型内部を減圧することにより、揮発性溶剤が沸騰してしまうためである。無溶剤のウレタン樹脂は、流動性が低く真空注型などの手法が必要となる反面、成型物の安定性は比較的高度なものとなる。 人体に害のあるキシレンをのぞいたノンキシレンタイプが主流となっている。
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