イーオン・プロダクションズとは? わかりやすく解説

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イーオン・プロダクションズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/23 05:38 UTC 版)

イーオン・プロダクションズEon Productions Ltd.)は、ジェームズ・ボンドの映画の制作会社である。イギリスロンドンに本拠を置く。ダンジャックの子会社。1961年アルバート・R・ブロッコリハリー・サルツマンにより設立された。日本語での表記は、イオン・プロダクションイオン・プロなどとされることが多い。




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イーオン・プロダクションズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 14:04 UTC 版)

ジェームズ・ボンド」の記事における「イーオン・プロダクションズ」の解説

1960年頃、フレミング原作読んだプロデューサーアルバート・R・ブロッコリは、「これは映画化向いている」と感じフレミング元へ行き交渉求めた。しかし、フレミング映像一足先にハリー・サルツマン売り渡していた。一方サルツマンは、映像有効期限内に出資先を見つけるべく奔走していたものの、金策尽きていた状況だった。そこへ、ブロッコリ接触し二人手を組んでロンドンにイーオン・プロダクションズ(以下イオン・プロ)を設立し協力して007映画制作に当たることになったプロダクション設立後サルツマンブロッコリ二人ハリウッド大手映画会社ユナイテッド・アーティスツ(以下UA)と契約を交わすべく渡米ニューヨークでUA社長であったアーサー・B・クリム英語版)と面会し映画化打診した当時UA社長秘書フレミング原作大ファンでもあったデヴィッド・V・ピッカー英語版)の後押しも受け、UA出資決定したこの際UAイオン・プロ対し全面的な融資を行うこと、そして、最低でも7本のボンド映画の製作配給を行うという条件契約交わし遂に007映画化プロジェクト本格的に始動した当初イオン・プロは、第1作目に『サンダーボール作戦』を映画化しようとしていたものの、UA権利関係の問題予算都合上げ却下された。その結果SF色の強い『ドクター・ノオ』が選ばれた。監督に関しては、当初イオン・プロアメリカ人監督推していたものの、UAは、作品の内容から判断しイギリス人監督推奨その後職人肌で、戦時中諜報活動従事していたテレンス・ヤング監督当ててボンド映画第1作目『007/ドクター・ノオ』が映画化された(1962年公開邦題は『007は殺しの番号』)。この映画100万ドルという低予算作品ながらも、興行収入は5900ドル予想上の大ヒットとなった主役ショーン・コネリーはこの1作で成功ボンド彼の当たり役となったモンティ・ノーマン作曲ジョン・バリー編曲演奏の「ジェームズ・ボンドのテーマ」も大好評で、以後作品オープニングでボンドを狙う銃口逆に撃たれ血を流すシーンガンバレル・シークエンスと共に必ず流されるようになった。 この作品ヒット影響され1960年代中期には「007もどき」のB級スパイ映画世界各国濫造されたが、一つとして007超える成功収めたものはなかった。 『ドクター・ノオ以後イオン・プロによって制作される007映画は、主演俳優幾度か変えつつも、現在に至るまで人気シリーズとして存続している。 1970年代初期以降作品は、フレミング小説から題名のみを借りたシナリオライターによるオリジナルストーリーで、原作とほとんど無関係となっている。その内容は、派手な設定グラマラス美女大物俳優ゲスト出演セットとした、エンターテインメント王道とも言うべきもので、設定全般に様式的なものとなっている。1990年代作品からは映画オリジナル作品主流となり、2008年公開の『慰めの報酬』でフレミング小説は完全に枯渇している。

※この「イーオン・プロダクションズ」の解説は、「ジェームズ・ボンド」の解説の一部です。
「イーオン・プロダクションズ」を含む「ジェームズ・ボンド」の記事については、「ジェームズ・ボンド」の概要を参照ください。

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