インスタントカメラ
【英】instant camera
インスタントカメラとは、写真フィルムを個別に自動的に現像する仕組みを備え、撮影後すぐにその写真を見ることができるタイプのカメラの総称である。このタイプのカメラを開発・発売した先駆的企業(ポラロイド)の名称が製品カテゴリーの代名詞として認知されている。
インスタントカメラのフィルムには現像液があらかじめ仕込まれてあり、撮影後に現像液が添付されることで自動的に現像が進行するようになっている。暗室などの大がかりな現像用設備が必要なく、手軽にポジ写真が得られる。ただしフィルムの単価は相対的に割高といえる。
インスタントカメラの主要なメーカーとしては、ポラロイドの他に、「チェキ」を販売している富士フイルムを挙げることができる。チェキはインスタントカメラをコミュニケーションツールとして打ち出しており、若い女性を主なターゲットに、トイカメラ的な位置づけで販売している点に特徴がある。
デジタルカメラの普及などの背景もあり、インスタントカメラの需要は長らく減り続けていたが、最近ではデジタルネイティブの世代がインスタントカメラを却って斬新と受け止めるようになっており、再び人気を集めつつある。チェキなどは2010年代に入って売り上げを伸ばしつつある。
インスタントカメラ
インスタントカメラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/20 19:50 UTC 版)
「彼女とカメラと彼女の季節」の記事における「インスタントカメラ」の解説
撮影直後に自動的に現像を行うフィルムを使ったカメラ。富士フイルムの「チェキ」が有名。作中ではコダックのEK6をモデルとしたカメラが登場する(PHOTO:05)。
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インスタントカメラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/16 16:10 UTC 版)
「ドクター・エスカルゴン」の記事における「インスタントカメラ」の解説
第12話でエスカルゴンが開発したインスタントカメラ。写真に幽霊が写るように細工が施されていた。
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インスタントカメラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 00:16 UTC 版)
「インスタントカメラ」および「ポラロイド#歴史」も参照 世界初の現実的なインスタントカメラポラロイドモデル95が1948年に市場に出た。その発明者エドウィン・ハーバード・ランドにちなみランドカメラとして知られ、特許を受けた化学プロセスを使用し、1分未満でネガからポジプリントを作り出した。ランドカメラは比較的高価ではあったが人気を博し、ポラロイドラインアップは1965年のモデル20スィンガーがベストセラーとなるなどして、1960年代までに何十ものモデルに拡大した。しかし、20世紀の末からデジタルカメラの普及に伴い、急速に市場が縮小、2008年夏にポラロイドはインスタントフィルムの生産も終了した。
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「インスタントカメラ」の例文・使い方・用例・文例
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