イスラム美術部門
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2003年に創設されたイスラム美術部門は、ルーヴル美術館ではもっとも新しい部門で「13世紀にわたる三つの大陸」の美術品が収蔵されている。コレクションには、陶磁器、ガラス工芸品、金属工芸品、木製品、象牙工芸品、絨毯、織物、ミニアチュールなど、5,000点以上の美術品が含まれている。イスラム美術部門はもともと工芸部門の一部だったが、2003年に独立した部局として新設された。アンダルシア由来の『アル=ムギラの銘のある小箱』(968年)と呼ばれる象牙の筒状の箱や、『サン・ルイの洗礼盤』(13世紀から14世紀ごろ、マムルーク朝)と呼ばれる金属製のボウル、イラン由来の『サン=ジョスの屍衣』などが有名な収蔵品となっている。ほかに、ペルシア語で書かれたフェルドウスィーの『シャー・ナーメ』3ページ分なども有名である。 『サン・ルイの洗礼盤』、真鍮に金・銀等象嵌、13 - 14世紀、シリアまたはエジプト 『アル=ムギラの銘のある小箱』 、象牙製、968年、コルドバ (スペイン)(スペイン)en:Pyxis of al-Mughira 『騎馬の鷹匠の皿』、13世紀、カシャーン(イラン) 『獅子の香炉』、11 - 12世紀、セルジューク朝
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