アフレコ収録
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 15:42 UTC 版)
「名探偵コナン コナンと海老蔵 歌舞伎十八番ミステリー」の記事における「アフレコ収録」の解説
海老蔵がアニメへの出演依頼を受けてくれるかが最初の難関であり、コラボレーションによるメリットを説明した結果、彼本人が『コナン』世界に登場するということで快諾に至ったが、超多忙な海老蔵がアフレコに参加するには、劇場版並みのスケジュール調整が必要となった。 アフレコ当日の午前中、Tシャツに短パン姿というラフなスタイルでスタジオに現れ、簡単な打ち合わせ後に新年の挨拶から収録に入った海老蔵の姿勢と口上を高評した諏訪は「当たり前ですがその口上があまりにホンモノであり、聞いててオーラがこぼれると言うか、すこぶる縁起の良い物と感じられるんですね。海老蔵さんにとってはほぼ毎日やってるような見得や口上でしょうが、やはりバックボーンに何か日本文化を背負ってる気概みたいなものがあると言う事でしょう。」と感想を述べている。その後も諏訪らスタッフが驚くほど自分自身を自然に演じた海老蔵は、前日からの不安を覗かせながらも勉強になったとして声の仕事に音楽性があることや声優たちの苦しみにも触れたうえで、「歌舞伎十八番の『七つ面』が題材と聞いた時に、これは引き受けざるを得ないなという気持ちになりました。コナンのお仕事としても、歌舞伎のお仕事としても2つの方面で良いお話を頂戴したと思いました。」と感想を述べている。 海老蔵のためのアフレコスケジュールは2日用意されていたが、彼は収録中の打ち合わせ時間を休憩に充てるので充分だと、実質的に無休憩で挑み、初日の午後6時に収録を終えた。これは普通の声優と同様の速さであり、諏訪は4時間以上の歌舞伎公演を1日2回こなす海老蔵の体力を強く感じた。アフレコの2日後、海老蔵はスーツ姿で登場してマスコミ取材を受けたが、この日も想定の約半分の時間で要件をこなした彼を、諏訪は「日常から何事にも集中して全力投球している所以でしょうか」と高評している。 なお、海老蔵の声優としての初演技はTwitterなどのインターネット上でも話題になったほか、妻の小林麻央からは褒められたそうである。
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