アッサンブラージュ【(フランス)assemblage】
読み方:あっさんぶらーじゅ
アッサンブラージュ
アッサンブラージュ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/03 04:10 UTC 版)
アッサンブラージュ(アセンブリッジ、英語:Assemblage)とは、コラージュやパピエ・コレの立体版、すなわち、「立体的なもの」を寄せ集め、積み上げる、貼り付ける、結び付けるなどの方法により制作された美術作品(立体作品)およびその技法。「アサンブラージュ」と表記されることもある。一般の彫刻概念から逸脱するような立体作品である。全体として、ある種の統一性がある場合もあるが、統一性がなく、混沌としていることが特徴の場合もある。
- ^ ピカソのほかにジョルジュ・ブラックらが運動の中心画家である
- ^ The Collection - MoMA The Museum of Modern Art. 2023年8月3日閲覧
- ^ レディメイドやプレタポルテは既製服、オートクチュールはオーダーメイドによる仕立服・注文服のことを指している
- 1 アッサンブラージュとは
- 2 アッサンブラージュの概要
- 3 関連項目
アッサンブラージュ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/25 09:24 UTC 版)
「セザール・バルダッチーニ」の記事における「アッサンブラージュ」の解説
彼は1921年、マルセイユの移民地区にイタリア系の親のもとで生まれた。小学校中退後父親の手伝いをし、1935年にマルセイユの美術学校に、ついで1943年にはパリの国立美術学校エコール・デ・ボザールに入学した。 第二次世界大戦後に陶工になる職業訓練を受けつつ創作活動を開始した。高価な大理石やブロンズなどは手に入らなかったため、セザールは友人の工場などで手に入るくず鉄など廃棄物を使い、これらを寄せ集めて溶接して、人物や動物など具象的なイメージの荒々しい印象の彫刻を作った。これにはパブロ・ピカソが同様に廃物を寄せ集めて彫刻を作っていたことからの影響もあるといわれる。こうして作られた彼の一連の作品は高い評価を受けた。 彼はデッサンなしの手作業で、くず鉄のかけらを一つずつ組み合わせてアッサンブラージュを作るなど、触覚による手を使った作業や、素材の物質感や表面などに強い関心や愛情を抱いていた。彼の作品は三次元の彫刻でありながら平面的で絵画的なところがあった。形態も次第にそぎ落とされ、抽象的になっていった。
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