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ままに

連語

名詞「まま」に格助詞「に」の付いたもの用言連体形に付いて、接続助詞のように用いられる。上の句によって示される動作や状態にしたがって次の行動なされることを表す。
(1)…するとおりに。…であるにまかせて。
「ただ宣はせむ―と聞ゆ/源氏澪標)」「わが思ふ―そらにいかでか覚え語らむ/更級
(2)…するにつれて。…にしたがって
「暗うなる―いとあやにくに頭さし出づべくもあらず/落窪 1」「かくて日の経(ふ)る―、旅の空を思ひやるだにいとあはれなるに、人の心もいと頼もしげには見えずなむありける/蜻蛉(上)」
(3)…であるために。…なので。
恋しおぼしいでらるる―、常陸の宮にはしばしば聞え給へど/源氏末摘花)」「いみじく心もとなく、ゆかしく覚ゆる―、この源氏物語、一の巻よりして皆見せ給へ心のうちに祈る/更級
(4)…するとすぐに。…するやいなや
「いつも和殿原は重忠がやうなる者にこそ助けられんずれといふ―、大串をひさげて岸の上へぞ投げ上げたる/平家 9」「音に聞き猫またあやまたず足もとへふと寄り来て、やがてかきつく―、頸(くび)のほどを食はんとす/徒然 89
(1)格助詞「の」に付いて副詞句を構成することもある。意味は(1)または(2)に同じ。「霜枯れわたる野原の―、馬・車行き通ふ音しげくひびきたり/源氏若菜上)」「心の―茂れる秋の野らは置きあまる露にうづもれて/徒然 44(2)現代語でも用いられることがある。意味は(1)に同じ。「女まで引張られる―彼れの膝に倚りかかつて、彼れの頬ずり無邪気に受けた/カインの末裔(武郎)」〕





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