けいばつ

デジタル大辞泉

けい‐ばつ【刑罰】

読み方：けいばつ

１ 犯罪者に対して、国家が科する制裁。「—を科する」

２ 罪に対するとがめ。仕置き。

「—として何か返報をしてやらなくっては義理がわるい」〈漱石・坊っちゃん〉

３ 制裁を加えること。特に、死刑にすること。

「其の罪を—せられずは、天下の静謐何れの時をか期(ご)し候べき」〈太平記・二六〉

けい‐ばつ【警抜】

読み方：けいばつ

［名・形動］着想などが、ぬきんでてすぐれていること。また、そのさま。「—な表現」

けい‐ばつ【軽罰】

読み方：けいばつ

軽い刑罰。軽科。

けい‐ばつ【^×閨閥】

読み方：けいばつ

妻の親類を中心に結ばれている勢力。

世界宗教用語大事典

けいばつ 【禊祓】

穢を清めるために行う禊と祓。→ 禊祓

隠語大辞典

閨閥

読み方：けいばつ

1. 元来、閨とは支那で宮中の小門をいふ。国語読みには閨はネヤで、婦人の寝室、房室のことである。転じて男女の関係を指す。閨閥の「閥」は、藩閥、党閥、学閥、財閥、門閥の閥で、閨閥は婦人につながる家柄である。明治時代の新熟字であつて、桂、山県、伊藤、三井、安田等、朝野の権勢家の女婿が其の夫人の家柄に依つて地位を得た。俗にいふ「尻で光る蛍主義」閨は蛍に通じ「尻で光る」は、又「尻に敷かる」である。夫人の親の勢力で偉らくなつた者を軽蔑して、閨閥といふ。

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