きょうだん

デジタル大辞泉

きょう‐だん〔キヤウ‐〕【京談】

読み方：きょうだん

京言葉。京都弁。

「東人(あづまびと)の—を無理に似せたるは、殊の外に聞きにくきものなり」〈吉原すずめ・下〉

きょう‐だん【凶弾／^×兇弾】

読み方：きょうだん

凶悪な者が撃った弾丸。「—に倒れる」

きょう‐だん〔ケウ‐〕【教団】

読み方：きょうだん

同じ教義を信じる人たちによって組織された宗教団体。

きょう‐だん〔ケウ‐〕【教壇】

読み方：きょうだん

教室で授業するときに教師の立つ壇。また、教職のこと。「母校の—に立つ」

きょう‐だん〔キヤウ‐〕【^×杏壇】

読み方：きょうだん

《「荘子」漁父から》学問を教える所。学問所。孔子が学問を講じた壇のまわりに杏(あんず)の木があったところからいう。

世界宗教用語大事典

きょうだん 【教団】

同じ教えを奉じて集まった人たちの集団をいうが（宗教集団。association）、仏教では古くから梵語でサンガといい（samgha僧伽と音写）、出家者の集団をいった。だがのち在家者も含め、後年には一宗一派にも教団の語を用いる。宗教学では、仏教・キリスト教・イスラム教のように、教祖や創唱者によって出現した教団を特殊的教団・創唱的教団といい、社会全体で一つの宗教に従属している場合を（神道の地域氏子のように）、合致的教団・従属的教団と呼ぶ。現代の日本の宗教法人法では教団を「包括団体」といい、社寺や教会を「被包括団体」としている。