かせびり
ガセビリ
読み方：かせびり，がせびり，がぜびり
- 売淫。売笑婦。
- 〔的・不・乞〕売春婦のこと。下等な淫売女、乞食淫売婦のこと、単に「ガセ」ともいふ。
- 乞食仲間での売笑婦のことである。或は「バウカイヤ」とも云ふ。女乞食が仲間の男達に笑を売つて貰ひの中から十銭二十銭高くて五十銭位を貰ふのであるが、時には食物の一部を別けて貰つたり、一杯十銭のウヰスキーやブランの饗応で満足してゐるのもある。ガセビリの擁護者たる亭主や情夫が売笑に対する官権の手入などを見張するのを「張場」と称へる。或はそう云ふ見張役のない者は彼のタカリなどに若干の歩合を出して依頼するものもあるが、多く見張役は其の情夫に定つてゐる。
- 売春婦のことを仲間同志では『ガセビリ』といふ。〔縁日商人〕
- 売淫。
- 〔隠〕淫売婦のこと。淫売婦仲間の語。
- 淫売婦。
- 売春婦のことをいふ。
- 密売淫婦を云ふ。びりは娼婦を云ふ。
- 密売淫婦を云ふ。
- 淫売婦を云ふ。「だるま、しろいもじ、いくじま、ばいすけ、びり、びいねこ」等皆同じ。
- 淫売婦のこと、淫売仲間の言葉。
- 売春婦。前橋。
- 私娼、白首。びり公ともいう。〔一般犯罪〕
- 淫売婦。びり公ともいう。〔香具師・不良〕
- 淫売婦。〔掏摸〕
- 淫売婦。公娼（貸座敷）に対し密売淫をいう。〔香〕
- 売春婦のこと。「だるま、しろいもじ、いくじま、ばいすけ、びり、ぴいねこ」等皆同じ。
分類 ルンペン／大阪、不良青少年（硬派）、掏摸、浮浪者と乞食、淫売仲間、淫売婦、犯罪、犯罪者／露天商人、的屋、縁日商人語、的／不／乞、縁日商人、露店商、香、香具師、香具師／不良
隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ。
- かせびりのページへのリンク
