いぬざんしょう

デジタル大辞泉

いぬ‐ざんしょう〔‐ザンセウ〕【犬山^×椒】

読み方：いぬざんしょう

ミカン科の落葉低木。山野に自生。サンショウに似るが、茎のとげは1本ずつ離れてつき、互生する葉には悪臭がある。雌雄異株。夏、緑色の小花が群生。果実・葉は民間で薬用とする。《季 秋》

植物図鑑

いぬざんしょう (犬山椒)

●わが国の本州から四国・九州、それに朝鮮半島や中国に分布しています。山地の伐採跡などに生え、高さは２～３メートルになります。「サンショウ」に似ていますが、よい香りがありません。また、棘が互生して小葉の数が多いことも異なります。雌雄異株です。７月から８月ごろ、淡い緑色の５弁花を咲かせます。漢方では果皮を崖椒（がいしょう）と呼んで、鎮咳薬として用いるそうです。
●ミカン科サンショウ属の落葉低木で、学名は Zanthoxylumschinifolium。英名はありません。

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