あいの風プロムナード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/02 15:50 UTC 版)
2層構造の新湊大橋の自動車専用道の桁下に吊り下げる形で設けられた長さ480m(エレベーター間)、幅約3m、ガラスで覆われた耐風、耐震の全天候型自転車歩行者道で、上下アプローチは両岸主塔近くの39人乗りのシースルー型のウォークインスルーエレベーターを利用する。なお越の潟側のエレベーター乗り口は海の上にあり、桟橋で繋がっている。愛称は一般公募し1,539件の応募より2007年(平成19年11月)に命名された。この自転車歩行者道は工事中に強風により上下の揺れが最大約70cm発生し、想定値の3.5倍だったことが判明したため、開通延期処置をとり車道開通後も引き続き追加の揺れ対策工事をおこない、2013年(平成25年)6月16日、約9ヶ月遅れで開通し、6月30日には海王丸パークにて開通記念イベントが行なわれた。なお自転車は降りて通行しなければならない。 また富山県は、当初歩道を24時間通行可能とする予定だったが、夜間はエレベーター内や歩道が閉鎖空間であり防犯上の問題があると地元から持ち上がり、検討の結果通行可能時間を6時から20時とすること、監視カメラ30台、緊急通報装置を25台設置することとなった。また通行できない20時から早朝までは警備員1人を配置することとなった。富山県営渡船はあいの風プロムナードの開通に伴い2014年4月1日にダイヤを改正。渡船の運航時間帯がさらに短縮(16時間30分→13時間45分)され、それに伴う減便(97便→69便)が行われた。運航時間帯のダイヤはほぼ変更なし。一方、代替タクシーの運行時間帯が拡大されたが、深夜時間帯は申し込み制となった。
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