『餓狼伝説』時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 17:46 UTC 版)
「テリー・ボガード」の記事における「『餓狼伝説』時代」の解説
孤児だったテリーはアンディ・ボガードと共に教会兼孤児院で暮らしていたが、マフィアとの立ち退きトラブルを抱えていた教会が放火と思しき火事によって全焼し、それをきっかけに孤児院の支援者であった格闘家ジェフ・ボガードの養子となった。しかし、サウスタウンを牛耳るギース・ハワードによって養父ジェフは殺害される。ギースへの復讐を誓ったテリーは格闘技の世界に身を投じることとなった。しかしながら、普段はそうした後ろ暗い背景を感じさせない明朗な性格である。平素は格闘家として武者修行がてら世界中を旅するフリーターである。 復讐が闘う理由だった初代からシリーズを重ね性格は丸くなっていき、本来の陽気で気さくな性格から多くの格闘家と交流を持ち、街の子供たちから慕われるヒーロー的な存在となってゆく。 「Fatal Fury」と書かれたプレートつきの赤いキャップがトレードマークで、それを投げつつ「OK!!」と叫ぶ勝利ポーズがある。通常はプレイヤーに背を向けるが、初代『餓狼伝説』ではプレイヤー側を向いて投げる。帽子の文字は「NEO-GEO」と書かれているものや「KING OF FIGHTERS」と書かれているもの、何も書いてないものと種類がある。『餓狼伝説3』(以下『餓狼3』と表記)『リアルバウト餓狼伝説』(以下『RB』と表記)においてはプレートに「King of the Fighters」のロゴが入ったキャップをかぶっている。なお「Fatal Fury」や「NEO-GEO」と書かれた帽子は実際にクレーンゲームのプライス商品化されている。 赤いキャップと赤いジャンパー、デニムジーンズというカジュアルな服装がそれまでの格闘ゲームキャラクターとは一線を画す個性的なものとなった。なお、『餓狼伝説2』(以下『餓狼2』と表記)以降はノースリーブのジャンパーを着用している。束ねた長い金髪も特徴で、主にうなじと毛先部分の2カ所を括っているが、作品やイラストによってはうなじ部分のみや毛先部分のみ括っている場合もある。 『RB』でギースとの決着を付けることになるが、勝負後にテリーの攻撃を受けてギースタワーの屋上から転落しそうになったギースに思わず手を差し伸べたものの、それを振り払われ、直後にギースは高笑いしながら転落していった。そのため、心に一抹の空しさと後悔を残した。以後、それと前後して出会ったギースの忘れ形見であるロック・ハワードを養育している。 『MOW』での大切なものにも挙がっている「ウッキー」は肩に乗るくらいのサイズの子猿。『餓狼3』のテリーステージで初登場した。『リアルバウト餓狼伝説スペシャル』(以下『RBS』と表記)のエンディングで「パワーゲイザー」を打ち、そこから登場する場面もあった。プロフィールでも記載されているとおり、『MOW』では家出中である(理由は不明)。
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