Wireless City Planning 概要

Wireless City Planning

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/02 01:14 UTC 版)

概要

ウィルコム会社更生法申請に伴い、ソフトバンク(現在のソフトバンクグループ)の100%出資により、ウィルコムのXGP事業と同社の固定資産等を譲受する目的で設立された。しかし、BWAの免許取得には、既存の3G事業者を抱えているソフトバンクグループでは、出資比率33%超にならないようにする必要があったことから、スポンサーファンドであるアドバンテッジ パートナーズらから資本を引き受ける形で、電気通信事業者として申請し、2010年(平成22年)12月21日付で、ウィルコムから前述の事業を譲受し、実態のある企業となった。譲受時点で「XGPサービス」の新規加入は行わず、東京23区のウィルコムユーザ向けにのみ提供されていた旧・WILLCOM CORE XGPの限定サービスを継承。

2011年(平成23年)11月より、XGPの高度化サービスであるAdvanced eXtended Global Platform(AXGP)方式を利用した「AXGPサービス」を東京・大阪・福岡の一部地域で従来のXGP利用者向けモニターサービスとして提供開始した。なお、これに伴い、従来のXGPサービスは、2012年(平成24年)1月31日を以って廃止されることになった。

2012年2月より、系列に当たるソフトバンクモバイル(現・ソフトバンク)がWCPのMVNOとして、下り最大76Mbpsに対応したSoftBank 101SISoftBank 4Gブランドで提供するAXGPと自社のDC-HSDPAサービス・ULTRA SPEEDのデュアルモードに対応したデータ専用Wi-Fiルータ端末)を提供する。

2013年3月21日時点で2012年度末の全国人口カバー率92%を達成し政令指定都市人口カバー率についても100%となったと発表した。これについては急ピッチでエリア拡大を進め、本来5年間で実現する予定の計画を実質2年間で達成したことになる。WCPのAXGP基地局を展開する際は既存のウィルコム基地局を利用し建物制限が無い限りは全てPHSとの併設のオムニアンテナ新型機に替えている[2]

2014年7月頃から、Yahoo! BBがMVNOとしてYahoo! BB Airを開始した[3]

2014年秋頃をめどに、キャリア・アグリゲーションのAXGP版を提供する予定。ただし、実際にはソフトバンクモバイルの(SoftBankないしはY!mobileブランド)端末によるサービスとなる。

WCPのMVNOとして展開している事業者は、ソフトバンクとTOKAIコミュニケーションズの2社となっている。


注釈

  1. ^ ただし、2011年(平成23年)11月1日付でサービス開始したMVNO事業者はなし。

出典

  1. ^ a b c d e f Wireless City Planning株式会社 第13期決算公告
  2. ^ [1]
  3. ^ Yahoo! BB Air インターネット ソフトバンク
  4. ^ 平成29年度年次報告” (PDF). 電気通信紛争処理委員会 (2018年4月25日). 2018年11月21日閲覧。
  5. ^ 新規上場申請のための有価証券報告書” (PDF). ソフトバンク株式会社 (2018年11月12日). 2018年11月21日閲覧。
  6. ^ WCPが無線ブロードバンド「AXGP」を開始、MVNO向け - ケータイWatch・2011年11月4日






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