VIPER (ゲーム)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/13 06:35 UTC 版)
Tシリーズ
Vシリーズの内、反響の大きかった短編シナリオの続編または番外編を描く長編1本ものであり、キャラクターを描くというコンセプトが打ち立てられた[2]。キャラクターデザインや作画監督は、元シナリオと同じアニメーターが担当。
- VIPER -GTS- 悪魔は再び
- 『V6』に収録の「悪魔が来たりて…」の続編で、魂を奪い損ねたカレラに対する仲間たちからの懲罰とその顛末が描かれている[19]。PC98版初回発売は1994年11月25日。対応機種はPC98、Win。メディアはPC98がFD、WinがCD-ROM。後にアダルトアニメ化もされている。詳しくは後述。2014年にはWinが『TECH GIAN BRILLIANT 2013年下半期』に収録された。
- VIPER BTR 魔法の賭博師 トトカル☆チョミ
- 『V12』に収録の同名シナリオの続編。PC98版初回発売は1996年7月5日。対応機種はPC98。メディアはFD。
- 麻雀ゲームを内蔵しており、本編クリア後はこれのみ遊ぶこともできる。同社は過去に『あにまーじゃん』シリーズを作っていた実績があり、『BTR』本編で麻雀は1イベントに過ぎないサブゲームだったにもかかわらず4人打ちの本格的なものになっている。
- PC98版発売後、シナリオの倫理的な難点をユーザーに指摘されたため、Winへの移植は見送られた。
- VIPER CTR 〜あすか〜
- 『V10』に収録の『ノーザン・ライト』の続編だが、相思相愛の学生カップルの前に幼馴染が現れるという物語構成は、同人ソフト『VISION2』をベースとしている[20]。
- PC98版初回発売は1997年1月24日。対応機種はPC98、Win。メディアはPC98がCD-ROMとFD(後者は通信販売のみ。日本のアダルトゲーム史上最多の40枚組)、WinがCD-ROM。2013年にはWinが『TECH GIAN BRILLIANT 2012年下半期』に収録された[1]。
- VIPER GTB -RISE AFTER-
- 『V16』に収録の『RISE』の続編。2000年1月15日発売。対応機種はWin。メディアはCD-ROM。
- VIPER GT1 〜あきらくんといっしょ〜
- 『GTB』の番外編。2000年8月31日発売。対応機種はWin、Mac(ハイブリッドCD-ROMでWin、Mac両対応)。メディアはCD-ROM。
上記のほか、後述の『VIPER DIGITAL MUSEUM』に付属するブラウザゲームではTシリーズと命名規則が同じ『Viper STG』というタイトルが使われている。カレラを主人公としたシューティングゲーム (STG) であり、上記『GTS』のパロディ的作品。従来のアニメ表現を用いた作品ではないが、過去の人気キャラクターを用いた一本ものという点については同様である。
注釈
- ^ 具体的にはV6・V8がVM以降、V10・V12・GTSがVX以降、それ以外はRS以降である。ただし、これらはすべて5インチFDD内蔵機種の型番であり、3.5インチFD版パッケージの対応機種はこれらに対応する3.5インチ機種が表記されていた(例:VX以降→UX以降)。
- ^ 例を挙げると、Fシリーズはフェラーリのフェラーリ・F40やフェラーリ・F50、MシリーズはBMWのBMW・M3とBMW・M5、『RSR』はポルシェの911カレラRSR(カレラRSのレーシングバージョン)から。
- ^ 厳密には、姓の「藤堂」は『CTR』以降で設定されたものであり、「ノーザン・ライト」の発売時点では名のみの「あすか」と発表されていた。
- ^ それにちなみ、「-RISE-」に登場したサキと同名かつ同姿であるが別人の女性も、悪役の1人として登場する。
出典
- ^ a b c d 【3/26】半期に一度の美少女ゲームカタログ本『TECH GIAN BRILLIANT 2012年下半期』、3/29(金)発売!今回の特別付録は凄い!! 名作『VIPER』シリーズ3本が丸ごと収録!!
- ^ a b c d ソニアインフォメーションVol.1 5ページ - ウェイバックマシン(1998年5月24日アーカイブ分) 1996年3月発行、2020年7月4日閲覧。
- ^ 「カゲ付き原画 V6/ダブルインパクト」, VIPERイラスト原画集 I』, p. 16.
- ^ a b “メガストアにあの“VIPER”シリーズが!?&テックアーツ謹製小冊子付き”. Webメガストア (2007年1月13日). 2016年1月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月4日閲覧。
- ^ 「Official Art V6/悪魔が来たりて」, VIPERイラスト原画集 I』, p. 38.
- ^ 「Official Art V6/ダブルインパクト」, VIPERイラスト原画集 I』, p. 46.
- ^ 「Official Art V6/アフタヌーン」, VIPERイラスト原画集 I』, p. 47.
- ^ a b ソニアインフォメーションVol.2 2ページ - ウェイバックマシン(1998年5月24日アーカイブ分) 2020年7月4日閲覧。
- ^ 「Official Art V8/18日の禁曜日」, VIPERイラスト原画集 I』, p. 48.
- ^ 「Official Art V8/18日の禁曜日」, VIPERイラスト原画集 I』, p. 52.
- ^ 「Official Art V8/DEMONS NIGHT」, VIPERイラスト原画集 I』, p. 54.
- ^ 「Official Art V8/ALIEN WAR」, VIPERイラスト原画集 I』, p. 56.
- ^ a b 『電撃王 通巻57号』メディアワークス、1997年1月1日、103頁。
- ^ a b c “ソニアインフォメーションVol.3 2ページ”. サイレンス. 1998年5月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月4日閲覧。
- ^ “VIPERシリーズのきせかえの画像ケータイアレンジにきせかえ”. アイロゴス. 2021年2月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月4日閲覧。
- ^ a b ソニアインフォメーションVol.1 4ページ - ウェイバックマシン(1998年5月24日アーカイブ分) 1996年3月発行、2020年7月4日閲覧。
- ^ 『電撃王 通巻48号』主婦の友社、1996年4月1日、50頁。
- ^ 荒川憲一『荒川憲一の作曲する音楽が変わったきっかけとは』(インタビュアー:RIKI)、三才ブックス、2017年12月25日 。2021年1月29日閲覧。
- ^ 「Official Art GTS ~悪魔は再び~」, VIPERイラスト原画集 I』, p. 74.
- ^ ソニアインフォメーションVol.6 4ページ - ウェイバックマシン(1998年5月24日アーカイブ分) 1997年10月発行、2021年1月30日閲覧。
- ^ a b c d 「VIPER -F40-」, 『電脳美少女虎の巻』, p.130.
- ^ ソニアインフォメーションVol.5 3ページ - ウェイバックマシン(1998年5月24日アーカイブ分) 1997年6月発行、2020年7月4日閲覧。
- ^ a b 「VIPER -F40-」, 『電脳美少女虎の巻』, p.132.
- ^ TECH GIAN OFFICIAL WEBSITE 2014年5月号 - ウェイバックマシン(2016年4月23日アーカイブ分)
- ^ P・ウォリアー、佐原亜湖、愛媛みかんの各項目を参照。
- ^ a b c d e 「VIPER -M1-」, 『電脳美少女虎の巻 弐』, p. 106.
- ^ a b 「VIPER -M1-」, 『電脳美少女虎の巻 弐』, p. 109.
- ^ “【ソフマップ売り上げランキング(10/2~10/15調査)】今週は特別版として2週分の売り上げ数を集計してのランキングを発表! (3/3)”. ASCII.jp (2001年10月18日). 2021年1月14日閲覧。
- ^ VIPER -GTS- - MOON ROCK(インターネットアーカイブ2013年10月31日分キャッシュ)
- ^ VIPER -GTS- 悪魔召姦篇 - ムーンロック SOFTストア
- ^ VIPER -GTS- 悪魔交輪編 - ムーンロック SOFTストア
- ^ VIPER -GTS- 悪魔娼天編 - ムーンロック SOFTストア
- ^ VIPER -GTS- 悪魔召姦篇 - Amazon.co.jp
- ^ VIPER -GTS- 悪魔交輪編 - Amazon.co.jp
- ^ VIPER -GTS- 悪魔娼天編 - Amazon.co.jp
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