VIPER (ゲーム)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/13 06:35 UTC 版)
Mシリーズ
原点に立ち返り、Vシリーズと同じく短編シナリオから成るオムニバス形式を再び目指したが、実際にこの形式が用いられたのは『M1』のみである。 特に、『M3』は数々のトラブル[25]による開発中止を経て一本物の『M3-3.2』へと変更され、『M5』より後に発売となった。全て対応機種はWin、メディアはCD-ROM。
- VIPER -M1-
- 1998年6月27日発売[26]。「GREEN BOY」、「THE MAY WORKS」、「MY MOTHERS」の3本のシナリオが収録されている[26]。
- 「MY MOTHER」は、攫われた恋人を助けるべく、マッドサイエンティストである祖父の力を借りて恋人をさらった少女みかの活躍を描いた内容となっている[26]。
- 「GREEN BOY」は、花屋の三姉妹と、謎の種から生まれた美少年の交流を描いている[26]。
- 「THE MAY WORKS」は、地球人の少女・マキをめぐる、スライムとカブトという2人の異星人の争いとその顛末が描かれている[26]。
- また、「THE MAY WORKS」は、キャラクターデザイン・原画を担当した神坂公平が後にジェリーフィッシュの『SISTERS 〜夏の最後の日〜』へ起用されるきっかけとなった。2014年にはWinが『TECH GIAN BRILLIANT 2013年下半期』に収録された。
- VIPER -M3-
- 美少女ゲーム誌の誌面へ第一報やキャラクターデザイン画を掲載するも、開発中止。
- VIPER -M3- 3.2
- 2002年12月20日発売。2013年には『TECH GIAN BRILLIANT 2012年下半期』に収録された[1]。
- VIPER -M5-
- 2001年10月5日発売。
- 評価・反響
- 『M1』に対して、書籍『電脳美少女虎の巻 弐』はアニメーションに対する思い入れが強いと述べている[27]。また、同書ではゲームの構成が従来通りのオムニバスに戻ったことにより、VIPERらしい独特のノリが復活したとも語っており、物語もテンポよく進むのもキャラクターの個性が強いゆえだろうと評価している[27]。
- 『M5』は、ASCIIが集計した「ソフマップ売り上げランキング(10月2日-10月15日調査)」にて5位にランクインした[28]。
注釈
- ^ 具体的にはV6・V8がVM以降、V10・V12・GTSがVX以降、それ以外はRS以降である。ただし、これらはすべて5インチFDD内蔵機種の型番であり、3.5インチFD版パッケージの対応機種はこれらに対応する3.5インチ機種が表記されていた(例:VX以降→UX以降)。
- ^ 例を挙げると、Fシリーズはフェラーリのフェラーリ・F40やフェラーリ・F50、MシリーズはBMWのBMW・M3とBMW・M5、『RSR』はポルシェの911カレラRSR(カレラRSのレーシングバージョン)から。
- ^ 厳密には、姓の「藤堂」は『CTR』以降で設定されたものであり、「ノーザン・ライト」の発売時点では名のみの「あすか」と発表されていた。
- ^ それにちなみ、「-RISE-」に登場したサキと同名かつ同姿であるが別人の女性も、悪役の1人として登場する。
出典
- ^ a b c d 【3/26】半期に一度の美少女ゲームカタログ本『TECH GIAN BRILLIANT 2012年下半期』、3/29(金)発売!今回の特別付録は凄い!! 名作『VIPER』シリーズ3本が丸ごと収録!!
- ^ a b c d ソニアインフォメーションVol.1 5ページ - ウェイバックマシン(1998年5月24日アーカイブ分) 1996年3月発行、2020年7月4日閲覧。
- ^ 「カゲ付き原画 V6/ダブルインパクト」, VIPERイラスト原画集 I』, p. 16.
- ^ a b “メガストアにあの“VIPER”シリーズが!?&テックアーツ謹製小冊子付き”. Webメガストア (2007年1月13日). 2016年1月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月4日閲覧。
- ^ 「Official Art V6/悪魔が来たりて」, VIPERイラスト原画集 I』, p. 38.
- ^ 「Official Art V6/ダブルインパクト」, VIPERイラスト原画集 I』, p. 46.
- ^ 「Official Art V6/アフタヌーン」, VIPERイラスト原画集 I』, p. 47.
- ^ a b ソニアインフォメーションVol.2 2ページ - ウェイバックマシン(1998年5月24日アーカイブ分) 2020年7月4日閲覧。
- ^ 「Official Art V8/18日の禁曜日」, VIPERイラスト原画集 I』, p. 48.
- ^ 「Official Art V8/18日の禁曜日」, VIPERイラスト原画集 I』, p. 52.
- ^ 「Official Art V8/DEMONS NIGHT」, VIPERイラスト原画集 I』, p. 54.
- ^ 「Official Art V8/ALIEN WAR」, VIPERイラスト原画集 I』, p. 56.
- ^ a b 『電撃王 通巻57号』メディアワークス、1997年1月1日、103頁。
- ^ a b c “ソニアインフォメーションVol.3 2ページ”. サイレンス. 1998年5月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月4日閲覧。
- ^ “VIPERシリーズのきせかえの画像ケータイアレンジにきせかえ”. アイロゴス. 2021年2月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月4日閲覧。
- ^ a b ソニアインフォメーションVol.1 4ページ - ウェイバックマシン(1998年5月24日アーカイブ分) 1996年3月発行、2020年7月4日閲覧。
- ^ 『電撃王 通巻48号』主婦の友社、1996年4月1日、50頁。
- ^ 荒川憲一『荒川憲一の作曲する音楽が変わったきっかけとは』(インタビュアー:RIKI)、三才ブックス、2017年12月25日 。2021年1月29日閲覧。
- ^ 「Official Art GTS ~悪魔は再び~」, VIPERイラスト原画集 I』, p. 74.
- ^ ソニアインフォメーションVol.6 4ページ - ウェイバックマシン(1998年5月24日アーカイブ分) 1997年10月発行、2021年1月30日閲覧。
- ^ a b c d 「VIPER -F40-」, 『電脳美少女虎の巻』, p.130.
- ^ ソニアインフォメーションVol.5 3ページ - ウェイバックマシン(1998年5月24日アーカイブ分) 1997年6月発行、2020年7月4日閲覧。
- ^ a b 「VIPER -F40-」, 『電脳美少女虎の巻』, p.132.
- ^ TECH GIAN OFFICIAL WEBSITE 2014年5月号 - ウェイバックマシン(2016年4月23日アーカイブ分)
- ^ P・ウォリアー、佐原亜湖、愛媛みかんの各項目を参照。
- ^ a b c d e 「VIPER -M1-」, 『電脳美少女虎の巻 弐』, p. 106.
- ^ a b 「VIPER -M1-」, 『電脳美少女虎の巻 弐』, p. 109.
- ^ “【ソフマップ売り上げランキング(10/2~10/15調査)】今週は特別版として2週分の売り上げ数を集計してのランキングを発表! (3/3)”. ASCII.jp (2001年10月18日). 2021年1月14日閲覧。
- ^ VIPER -GTS- - MOON ROCK(インターネットアーカイブ2013年10月31日分キャッシュ)
- ^ VIPER -GTS- 悪魔召姦篇 - ムーンロック SOFTストア
- ^ VIPER -GTS- 悪魔交輪編 - ムーンロック SOFTストア
- ^ VIPER -GTS- 悪魔娼天編 - ムーンロック SOFTストア
- ^ VIPER -GTS- 悪魔召姦篇 - Amazon.co.jp
- ^ VIPER -GTS- 悪魔交輪編 - Amazon.co.jp
- ^ VIPER -GTS- 悪魔娼天編 - Amazon.co.jp
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