VIPER (ゲーム)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/13 06:35 UTC 版)
Fシリーズ
Tシリーズと同じく長編シリーズだが、シナリオは陰湿な内容であり、セックス描写も凌辱のみへ傾倒させたハード路線となっている[2]。対応機種は、『F40』がPC98、Win兼用。『F50』がWin専用。メディアはCD-ROM。P・ウォリアーは本シリーズのコンセプトを「アニメの面白さ」としており、このために大幅な路線変更をしたと「ソニアインフォメーション」で明らかにしている[2]。
- VIPER -F40-
- 1997年11月7日発売[21]。シナリオは過去作品の続編ではなく、オリジナルの一本物。『V16』の「-RISE-」の原画家であるすがわらあわじが原画を手掛けている[22][注釈 4]。
- 2013年には『TECH GIAN BRILLIANT 2012年下半期』に収録された[1]。
- あらすじ(F40)
- 元刑事の探偵ライカ・グレースは、かつての同僚リリア・ミルクレーブから所轄管内で起きている連続失踪事件の捜査協力を依頼される[21]。ライカが依頼を引き受けてから3日後、警察に出勤したリリアは捜査を中止せよという脅迫を受け、ライカの助手シーラ・マクレッグは失踪する[21]。その後、ライカとリリアの捜索もむなしく、シーラは殺害される[21]。
- 評価(F40)
- 書籍『電脳美少女虎の巻』において、『F40』はゲーム性が極力排除されている分、映画のようにストーリーが自然に展開されており、娯楽メディアとしては物語の起伏がわかりやすく、楽しめる崎品であると評価されている[23]。同書では、Hシーンがすべてレイプシーンであり、そのようなものが好きな人には楽しめるだろうとしつつも、シーラのHシーンだけ音声がない点を指摘されている[23]。
注釈
- ^ 具体的にはV6・V8がVM以降、V10・V12・GTSがVX以降、それ以外はRS以降である。ただし、これらはすべて5インチFDD内蔵機種の型番であり、3.5インチFD版パッケージの対応機種はこれらに対応する3.5インチ機種が表記されていた(例:VX以降→UX以降)。
- ^ 例を挙げると、Fシリーズはフェラーリのフェラーリ・F40やフェラーリ・F50、MシリーズはBMWのBMW・M3とBMW・M5、『RSR』はポルシェの911カレラRSR(カレラRSのレーシングバージョン)から。
- ^ 厳密には、姓の「藤堂」は『CTR』以降で設定されたものであり、「ノーザン・ライト」の発売時点では名のみの「あすか」と発表されていた。
- ^ それにちなみ、「-RISE-」に登場したサキと同名かつ同姿であるが別人の女性も、悪役の1人として登場する。
出典
- ^ a b c d 【3/26】半期に一度の美少女ゲームカタログ本『TECH GIAN BRILLIANT 2012年下半期』、3/29(金)発売!今回の特別付録は凄い!! 名作『VIPER』シリーズ3本が丸ごと収録!!
- ^ a b c d ソニアインフォメーションVol.1 5ページ - ウェイバックマシン(1998年5月24日アーカイブ分) 1996年3月発行、2020年7月4日閲覧。
- ^ 「カゲ付き原画 V6/ダブルインパクト」, VIPERイラスト原画集 I』, p. 16.
- ^ a b “メガストアにあの“VIPER”シリーズが!?&テックアーツ謹製小冊子付き”. Webメガストア (2007年1月13日). 2016年1月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月4日閲覧。
- ^ 「Official Art V6/悪魔が来たりて」, VIPERイラスト原画集 I』, p. 38.
- ^ 「Official Art V6/ダブルインパクト」, VIPERイラスト原画集 I』, p. 46.
- ^ 「Official Art V6/アフタヌーン」, VIPERイラスト原画集 I』, p. 47.
- ^ a b ソニアインフォメーションVol.2 2ページ - ウェイバックマシン(1998年5月24日アーカイブ分) 2020年7月4日閲覧。
- ^ 「Official Art V8/18日の禁曜日」, VIPERイラスト原画集 I』, p. 48.
- ^ 「Official Art V8/18日の禁曜日」, VIPERイラスト原画集 I』, p. 52.
- ^ 「Official Art V8/DEMONS NIGHT」, VIPERイラスト原画集 I』, p. 54.
- ^ 「Official Art V8/ALIEN WAR」, VIPERイラスト原画集 I』, p. 56.
- ^ a b 『電撃王 通巻57号』メディアワークス、1997年1月1日、103頁。
- ^ a b c “ソニアインフォメーションVol.3 2ページ”. サイレンス. 1998年5月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月4日閲覧。
- ^ “VIPERシリーズのきせかえの画像ケータイアレンジにきせかえ”. アイロゴス. 2021年2月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月4日閲覧。
- ^ a b ソニアインフォメーションVol.1 4ページ - ウェイバックマシン(1998年5月24日アーカイブ分) 1996年3月発行、2020年7月4日閲覧。
- ^ 『電撃王 通巻48号』主婦の友社、1996年4月1日、50頁。
- ^ 荒川憲一『荒川憲一の作曲する音楽が変わったきっかけとは』(インタビュアー:RIKI)、三才ブックス、2017年12月25日 。2021年1月29日閲覧。
- ^ 「Official Art GTS ~悪魔は再び~」, VIPERイラスト原画集 I』, p. 74.
- ^ ソニアインフォメーションVol.6 4ページ - ウェイバックマシン(1998年5月24日アーカイブ分) 1997年10月発行、2021年1月30日閲覧。
- ^ a b c d 「VIPER -F40-」, 『電脳美少女虎の巻』, p.130.
- ^ ソニアインフォメーションVol.5 3ページ - ウェイバックマシン(1998年5月24日アーカイブ分) 1997年6月発行、2020年7月4日閲覧。
- ^ a b 「VIPER -F40-」, 『電脳美少女虎の巻』, p.132.
- ^ TECH GIAN OFFICIAL WEBSITE 2014年5月号 - ウェイバックマシン(2016年4月23日アーカイブ分)
- ^ P・ウォリアー、佐原亜湖、愛媛みかんの各項目を参照。
- ^ a b c d e 「VIPER -M1-」, 『電脳美少女虎の巻 弐』, p. 106.
- ^ a b 「VIPER -M1-」, 『電脳美少女虎の巻 弐』, p. 109.
- ^ “【ソフマップ売り上げランキング(10/2~10/15調査)】今週は特別版として2週分の売り上げ数を集計してのランキングを発表! (3/3)”. ASCII.jp (2001年10月18日). 2021年1月14日閲覧。
- ^ VIPER -GTS- - MOON ROCK(インターネットアーカイブ2013年10月31日分キャッシュ)
- ^ VIPER -GTS- 悪魔召姦篇 - ムーンロック SOFTストア
- ^ VIPER -GTS- 悪魔交輪編 - ムーンロック SOFTストア
- ^ VIPER -GTS- 悪魔娼天編 - ムーンロック SOFTストア
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