S7航空 コードシェアパートナー

S7航空

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/04 07:29 UTC 版)

コードシェアパートナー

2023年4月現在、以下の航空会社とのコードシェア便を運航している[19]

その他の航空会社

☆はスターアライアンス加盟航空会社。 △はスカイチーム加盟航空会社。

保有機材

機材は2008年10月まではツポレフTu-154B2Mを主に使っていたが、現在はボーイングエアバスを中心に2017年からエンブラエルERJ-170を使用している。これにより、ロシア製のS7航空の機材は姿を消した。なお、ボーイング787 ドリームライナーを発注していたが、金融危機によるロシアの貸し渋りから15機全てキャンセルしている[20]

2017年のエンブラエルERJ-170導入を機に新塗装をまとっている。機体全体の黄緑色塗装は変わらないものの、S7のロゴ表記が変更された。

現在の運航機材

エアバスA320neo
エンブラエルE170 プルコヴォ空港
エアバスA320-200型機 旧塗装

2020年4月現在、S7航空が保有する機材は以下のとおりである[21]

S7航空の保有機材
機種 保有数 発注数 OPT数 座席数 備考
C Y
エアバスA319-100 12 144 144 VP-BTNはワンワールド塗装[21]
エアバスA320-200 18 8 150 158
エアバスA320neo 22 2 8 156 164 2017年7月21日に導入。[22]
エアバスA321-200 7 8 189 197
エアバスA321neo 4 8 195 203
ボーイング737–800 21 8 168 176 VQ-BKWはワンワールド塗装[21]
ボーイング737MAX8 2 5 8 168 176
エンブラエル170 17 78 78
103 7

2015年6月現在、S7航空の保有機材の平均年数は9.5年である[23]。また、エアバス(52機)、ボーイング(23機)、エンブラエル(17機)で運航されている。

退役機材

S7航空が現在保有している機材と過去に保有していた機材は以下のとおりである。

ボーイング737–400型機
ボーイング737-500型機
ツポレフTu-154型機
ボーイング767型機
ツポレフTu-204型機
S7航空の歴代保有機材
機種 運航期間 備考
エアバスA310-200 2004-2010 5機がストア中
エアバスA310-300 2004-2014 3機がストア中・1機が解体済み
エアバスA319-100 2006-
エアバスA320-200 2008- 1機がアルマヴィアへ売却・9機が運航中
エアバスA320neo 2017-
エアバスA321-200 2013-
エアバスA321neo 2018-
ボーイング737-400* 2006-2008 子会社のグローバス航空英語版へ移管
ボーイング737-500* 2005-2009 3機がエール・イボワールへ売却・7機がエアロ・コントラクターズへ売却
ボーイング737-800 2008-
ボーイング767-300ER 2008-2017
イリューシンIl-86 1992-2008
ツポレフTu-154B-2 1992-2004 2004年にすべて解体済み
ツポレフTu-154M 1992-2009 3機がグローバス航空へ移管・2機がストア中・2機が解体済み
ツポレフTu-204-100 1992-2005

サービス

座席

ボーイング737型機のエコノミークラス

すべての機材において、エコノミークラスビジネスクラスを設定している。エコノミークラスの座席は日系大手と比較すると狭く、シートモニターなどは一切設置されていない。エアバス320neo運航便のみ、機内wifiを利用したエンターテイメントサービスとシート下部のユニバーサル電源、USBポートが利用できる。320neo以外の従来機では、エンターテイメント含めwifi、電源は一切利用できない。ビジネスクラスはエコノミークラスとカーテンによって隔離されており、エコノミークラスとは異なった機内食が提供されるほか、エコノミーが3-3列で構成されるのに対し、2-2列とかなり広い。[24]

ラウンジ

モスクワ(ドモジェドヴォ空港)とノヴォシビリスク(トルマチョーヴォ空港)には、ビジネスクラスラウンジがある。また、モスクワには、「S7コンフォートラウンジ」と呼ばれるエコノミークラス搭乗者向けの空港ラウンジがあり、S7航空・グローバス・ワンワールド加盟航空会社のフライトの搭乗者、S7 Ticket LLCのボーナスプログラムメンバーが利用できる[25]

マイレージプログラム

「S7 プライオリティ (S7 Priority)」というマイレージプログラムを提供している。会員ステータスはS7 Priority Platinum・S7 Priority Gold・S7 Priority Silver・S7 Priorityの4段階に区別され、ワンワールド・エリート・ステータスが適用される[4]


  1. ^ ワンワールド、S7航空の加盟を停止 4月19日から”. 2022年4月23日閲覧。
  2. ^ S7 AIRLINES LAUNCHS DAILY FLIGHTS TO MOSCOW”. Verona Airport (2013年12月5日). 2015年8月16日閲覧。
  3. ^ a b S7 Airlines is the most punctual airline in the world”. S7 Airlines (2015年4月10日). 2015年8月16日閲覧。
  4. ^ a b c S7 Airlines”. oneworld Alliance. 2015年8月21日閲覧。
  5. ^ S7 Airlines”. S7 Airlines. 2015年8月16日閲覧。
  6. ^ Globus Airlines”. S7 Airlines. 2015年8月21日閲覧。
  7. ^ 例えば、ドモジェドヴォ発・トルマチョーヴォ行のS7航空179便 (S7179) は、グローバス179便 (GH179) の便名を併記しており、運航はグローバスによるものである。しかし、S7航空によって運航される同区間の便(S7181など)と機材やサービス、価格が大きく異なることはない。
  8. ^ Russia's S7 Airlines to join oneworld alliance
  9. ^ JAL、S7航空とのコードシェアを開始”. 日本航空 (2013年1月28日). 2015年8月16日閲覧。
  10. ^ Airline Performance Reports”. FlightStats. 2015年8月16日閲覧。
  11. ^ https://www.routesonline.com/news/38/airlineroute/275731/s7-airlines-adds-irkutsk-tokyo-in-s18/
  12. ^ S7 Airlines adds Novosibirsk – Tokyo service in S18”. Routesonline. 2017年10月8日閲覧。
  13. ^ Time table”. S7. 2017年10月8日閲覧。
  14. ^ エア・アスタナとシベリア航空がコードシェア契約を締結”. JETRO. 2019年8月13日閲覧。
  15. ^ S7航空が「シベリア航空」に名称変更、森林火災からの復興を目指す”. FlyTeam. 2019年8月6日閲覧。
  16. ^ https://www.traicy.com/20191207-s7vvo
  17. ^ Where we fly”. S7 Airlines. 2015年8月16日閲覧。
  18. ^ Flight timetable S7 Airilines”. S7 Airlines. 2015年8月16日閲覧。
  19. ^ Airlines-partners”. S7 Airlines. 2020年4月4日閲覧。
  20. ^ http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200901300130[リンク切れ]
  21. ^ a b c Our Fleet”. Planespotters.net. 2020年4月4日閲覧。
  22. ^ http://flyteam.jp/news/article/82027
  23. ^ S7 - Siberia Airlines Fleet Details and History”. Planespotters.net. 2015年8月17日閲覧。
  24. ^ S7 Business Class”. S7 Airlines. 2015年8月17日閲覧。
  25. ^ S7 Airlines Business Lounge in Domodedovo airport”. S7 Airlines. 2015年8月17日閲覧。


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