GLA (宗教法人)
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GLAの会員数
GLAの会員数は、1976年6月(高橋信次の死去時)9千人弱[6]、1976年末8761人、1978年9千人(『日本宗教総覧』)、1988年1.3万人(同)、1994年1.6万人、2001年2万人(『日本宗教総覧』)、2006年2.6万人[6]、2014年4万2,437人(物故会員 5,899人を含む)、2020年4月6万85人(物故会員 11,519人を含む。GLAによるデータ)、2023年62,839人(物故会員15,609人を含む)[7]
活動
冠婚葬祭
GLAでは、希望する会員の各々の冠婚葬祭についてそれを執り行っている。[GLA 27]
命名の儀
「命名の儀」は、両親や親族によってつけられた「名」が、司祭の祈りとともに嬰児に授けられる。[GLA 28]
結婚式
結婚式(結婚と誓いの儀)は、新郎新婦が深い絆によって結ばれる生涯の伴侶として、ひとつの家庭を築き、ともに人生を歩み続けることを誓い合う場として行われる。[GLA 29]
葬儀
葬儀では、何よりも故人を偲び、 故人への畏敬と感謝とともに、あの世での道行きに神理の光が注がれるように祈りを捧げることが大切にされる。それは、この世での修行を終えた故人の魂が、赴くべきところに旅立ってゆく「人生の卒業式」と受け止められている。
葬儀にあたっては、故人の人生の道のりをしたためた小さな栞(葬儀の栞)が作成される。それを通して、参列者は、故人の人生や人柄をより深く知り、かけがえのない別れの時が実現されるという。[GLA 30]
供養行ならびに特別供養
「供養行」の取り組みは、供養行について書いてある冊子にもとづいて会員個人によって行われる。「供養行」は、一定の期間、取り組む本人が自らの人生を振り返り、心の浄化を深めながらあの世の魂との絆を深め、思い出を想起し、祈り、語りかけ、共に魂の成長と進化の道を歩んでゆくものである。
特別供養は、2009年、GLAの主宰によって新たに開かれた供養の場である。その場では、特別供養を申し込んだ会員の個人的な供養行の取り組みを経たのち、当日は、司祭の祈り添えによる供養が執り行われる。
「特別供養」は、年2回(春季特別供養、夏季特別供養)、GLA会員とその親族を対象に、GLA各本部で開催されている。[GLA 31]
ボランティア活動
2011年の東日本大震災、2016年の熊本地震においては、対策本部を立てた。全国的な救援活動の陣頭指揮を執りながら、GLA主宰者も再々被災地に赴いて被災者と対話した。[GLA 32][8]
研鑽システム
GLAには、研鑽システム(各種の集いやセミナーなど)がある。
聖日の集い
聖日とは、1年の中に定められた、GLAが大切にしている聖なる日のこと。[GLA 33][注 27]
- 新年の集い(年の始まり)
- 善友の集い(GLA創立記念日)
- 現身の集い(創始者高橋信次の命日)
- 感謝の集い(年の終わり)
層別セミナー
年齢層(層別)に分かれて行われるセミナー。[注 28]
毎年、春から夏にかけて、主に以下の名称の層別セミナーが行われている。
- 「かけ橋セミナー」(親子対象)
- 「青年塾セミナー」(青年層対象)
- 「フロンティアカレッジ・こころの看護学校合同セミナー」(壮実年・婦人層対象)
- 「豊心大学セミナー」(熟年層対象)
これらは、2泊3日で、八ヶ岳いのちの里(山梨県にあるGLAの研修施設)で行われている。[注 29]
セミナーでは、主宰者である高橋佳子の講演やオリジナル教材を基に、その世代ならではの課題に取り組む。[注 30] [GLA 34]
生活実践
1カ月に2回、2時間程度、自宅や職場が近くの会員5、6名が1つのグループをつくって、「魂の学」の基本を学ぶ場。2017年現在、約3000グループが活動しているとされる。[注 31] [GLA 35]
グローバル・ジェネシスプロジェクト研鑽
週1回、プロジェクト活動(GLAでのボランティア活動)を通して、「研鑽」と「奉仕」が1つになった実践的な学びの場とされる。
1年間の登録制の研鑽で、現在、日本、アメリカ、ブラジル、オーストラリアなどで1万人を超える会員が学んでいるという。[GLA 36]
注釈
- ^ 各地の聖堂正面にはGLA主宰によってデザインされたビッグクロス(大いなる十字)が配されていて、会員は祈りのたびに正面に向かって手を合わせているが、しかしビッグクロスは本尊であるということではなく、大いなる光の存在を象徴したものであり、祈りへといざなう表現として大切にされているものである。 ウエブサイト「宗教情報リサーチセンター教団データベースP4
- ^ 魂主義を生きるとは、 第1の自分革命 人生に見えない次元をプラスする 「魂の学」を学び、その人間観・世界観によって見えてくる「内外エネルギー交流」を発見する。 第2の自分革命 「マルかバツか」を超える。 カオスという次元を加え、快感原則を超える自己変革。 第3の自分革命 青写真 (ヴィジョン)を描いて生きる。 第4の自分革命 「果報側」から、「因縁側」へ 魂の主導権を取り戻し、人生の願いと使命を取り戻す自己変革。 第5の自分革命 「すべてを、条件として」。これら5つの自分革命を通して、「どうあらんとするか」という問いを発し続ける生き方に到達するという。『魂主義という生き方』P27
- ^ 大宇宙神光会とは大宇宙の神の光というものをこの地上に顕現する会の意、集われた人の中より、「ぜひもっと多くの人にこの教えを聞いていただきたい」という発心が生まれ、会の発足が具現した。[GLA 7]
- ^ 「自己の確立」と「世界の調和」を生きる一人ひとりを通じて、神の光はこの世界に現れてゆくという意味。ようこそGLAへP7
- ^ 創世とはジェネシスと訳する。のちのジェネシスプロジェクト(創世具現運動)の起点となる書物。
- ^ 強大な力を持つ科学文明を崩壊に至らせないためには、それを扱う人間の内に、闇(暗転)と光(光転)を見分ける弁別力を育むことが必要であり、21世紀に向かって新しい文明が開かれてゆくためには、外なる科学文明と内なる弁別力を統合してゆく道が呼びかけられていると説いた。 [GLA 9]
- ^ 人間は永遠の生命を持つ魂存在であるとする観点から構築された人間学の講座[GLA 10]
- ^ GLA全体の研鑽方策を定めたウイズダム。毎年12月30日に21世紀開拓者会議にてその審議の場が設けられている。2018年に54冊目となった。[GLA 13]
- ^ 現実社会の問題をツールを用い調和・進化に導いた者の意
- ^ 神理の体験と具現の学習
- ^ この時点より、止観シート・煩悩地図等の自己認識のためのツールが漸次開示されてゆく。1999年には地獄滅消の法が説かれる。 [GLA 14]
- ^ 経営者の人間的深化・成長と、それを基とした利益の実現を同時に達成する経営の研鑽
- ^ 弟子達の願いにより伝道研鑽部会が設けられる。公募による選任、任期は3年。 [GLA 17]
- ^ TL人間学における三分野が統合された。[GLA 18]
- ^ 「自己の確立」と「世界の調和」に向かって歩む人間の偽我から善我、真我への歩みを総合的にまとめられたもの。 [GLA 19]
- ^ ジェネシスプロジェクトアジェンダとして開示した。 [GLA 20]
- ^ ニュープロジェクト(新具現運動)をジェネシスプロジェクト(創世具現運動)に変えて新たな世紀への行動指針の徹底を図る。
- ^ 世界復興に寄与している企業が認定される
- ^ 根本教義。ここから、「魂の学」「魂主義」「魂の学の実践哲学」という概念が派生してくる。[GLA 22]
- ^ ジェネシスプロジェクトアジェンダに沿って作成されている。 [GLA 23]
- ^ ジェネシスプロジェクト(創世具現運動)をグローバルジェネシスプロジェクト(国際的な創世具現運動)に変え国際化を図る。
- ^ 年に2回希望者を募り式典が執り行われる。大いなる存在との縦の絆のもとで、魂となり永遠の生命となった故人との友情の絆を深めることが真の供養であるとされている。特別供養とは
- ^ 2016年に開所。604名を収容できる講演専用のホールを持つ
- ^ この中には、闇(暗転)と光(光転)を瞬間的に見分ける弁別力を育むタイプの発想術も説かれている。また、暗転してゆく世界をカオスと観ることにより、光転に導くという復興を具現した、愛媛大学名誉教授の実践例が載せられている。[GLA 24]
- ^ 全国・海外11か所で実施。約3100名が参加。[GLA 25]
- ^ G.誌2020、2月号GLA創立50周年となる
- ^ 「聖日の集い」は、参加するだけで、誰もが神理の基本を学び、生きることができるように考えられており、会員は、「聖日の集い」に参加することで、GLAの1年の学びを概観し、「魂の学」のいのちを体験することができるとされている。
- ^ 少年層は「チャレンジングエンジェルス スクール」、青年層は「青年塾」、壮実年層は「フロンティアカレッジ」、婦人層は「こころの看護学校」、熟年層は「豊心大学」と呼ばれる。
- ^ 中には、全国の地方本部の会場でも同時中継で開催されるセミナーもある。
- ^ 層別セミナーは、GLAの教義の1つである「円環的人生観」に基づいて作られている。
- ^ 主宰高橋佳子の著作や、月刊『G.』、講演映像などを学びながら、1人ひとりが自らの心(受発色)の傾向を見つめつつ、お互いの人生を深く語り合う。その中で、互いの絆や友情が育まれると同時に、現実の試練や問題をあるがままに受けとめ、解決してゆく道が開かれてゆくという。
- ^ この高橋佳子講演会の様子は、たとえば中外日報で以下のように紹介されている。「……GLAは9日、パシフィコ横浜で高橋佳子主宰の講演会を開いた。約7千人が来場し、高橋主宰は心を魂がつながれば使命達成の道を歩めると説いた。広島など全国6会場にも中継された。横浜会場ではまず会員の体験を映像で紹介・・・・埼玉で障害児施設を運営する医師・許斐博史さんとの対話を通して、『心と魂の溝をなくせば、現実の快苦の刺激に振り回されることなく、悠々と使命達成の道を歩むことができる』と語った。会場ロビーには、心の傾向が分かる『自己診断チャート』のコンピューター判定コーナーもあり、来場者らの長い列ができていた」 [9]
- ^ トータルライフ総合事務局が運営を行っている。ようこそGLAへP75
- ^ ここでは、高橋佳子の講義、様々な実習、仲間の実践発表、シンポジウムなどが行われている。
- ^ さまざまな問題を解決するために考案された実践シート
- ^ ボランティアのスタッフに関しても、「セミナーの運営を通してのセミナー」という位置付けでさまざまな問題を解決するために考案された実践シートを用いての実践がなされている。
- ^ また、新年の集い、 善友の集い 、感謝の集い、高橋佳子講演会(4地域)は、 年間総計約700名ほどのボランティアスタッフにて、運営されている。
出典
- ^ a b c 松野純孝編『新宗教辞典』東京堂出版、1984年、111-112頁。
- ^ 「GLA(宗教団体)の意味を知りたい。」レファレンス協同データベース、1995年5月24日、2011年6月16日更新、国立国会図書館。2020年7月23日閲覧。
- ^ a b c 「宗教法人GLA」『教団データベース(新)』宗教情報リサーチセンター、公益財団法人国際宗教研究所。
- ^ 高橋信次先生 - GLA公式サイト
- ^ 経営、医療、教育等に跨る「TL(トータルライフ)人間学」を提唱。島田裕巳『日本の10大新宗教』
- ^ a b 島田裕巳『日本の10大新宗教』幻冬舎、2007年11月、ISBN 978-4344980600
- ^ GLAの概要 GLA公式サイト
- ^ 東日本大震災のときにGLAがどのような支援をしたのか。
- ^ 中外日報2014年11月21日
- ^ ウエブサイト、トータルライフ(TL)人間学とは | トータルライフ経営研修機ー高橋佳子先生紹介
- ^ 「GLAの概要」GLA(ジー・エル・エー)。2020年7月22日閲覧。
- ^ ようこそGLAへP8
- ^ ようこそGLAへP7
- ^ ウエブサイト、トータルライフ(TL)人間学とは | トータルライフ経営研修機ー高橋佳子先生紹介
- ^ ようこそGLAへP10、『心行』(神意の仏国土を造らんがため生まれいでた)より
- ^ ようこそGLAへP10
- ^ 1976年1977年GLA誌
- ^ サイレント・コーリングP282、P306、P261
- ^ TL人間学とは | トータルライフ総合事務局
- ^ ようこそGLAへ年表14-2
- ^ ようこそGLAへP22
- ^ G.誌2019年3月号
- ^ ようこそGLAへ年表14-2
- ^ ようこそGLAへ年表14-2
- ^ TL経営研修機構
- ^ ようこそGLAへ年表14-2
- ^ ようこそGLAへ年表14-3
- ^ ようこそGLAへ年表14-3
- ^ ようこそGLAへP23
- ^ ようこそGLAへ年表14-3
- ^ ようこそGLAへP23
- ^ ようこそGLAへP23
- ^ 『最高の人生のつくり方』P233,P123
- ^ G.誌2019年12月号
- ^ GLAの施設
- ^ GLA「冠婚葬祭」
- ^ GLA「命名の儀」
- ^ GLA「結婚式」
- ^ GLA「葬儀」
- ^ GLA「特別供養」
- ^ ^ 高橋佳子『果てなき荒野を越えて』増補版 p13 三宝出版、2016年3月、ISBN 978-4879281043
- ^ GLA「四聖日の集い」
- ^ GLA「層別の研鑽で学ぶ」
- ^ GLA「生活実践」で学ぶ
- ^ GLA「グローバル・ジェネシスプロジェクト研鑽」で学ぶ
- ^ GLA「各種講演会・文化活動」
- ^ GLA「専門性を生かした活動
- ^ 2018年G.誌
- ^ 『運命の逆転』(p.75~77)
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