5W1H 5W1Hの概要

5W1H

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/27 05:10 UTC 版)

解説

ニュース記事の最初の段落はリードと呼ばれる。ニューススタイルの規則では、リードには以下の「5W」の多くを含むべきとされている。すなわち、

When(いつ) Where(どこで) Who(誰が) What(何を) Why(なぜ)したのか?

である。しかし日本においては、「5W」にさらに下記の「1H」を含む「5W1H」であるべきであるとされる。

How(どのように)

日本では、教育現場で国語英語文法や文学作品読解の指導に使われることもある。また、情報取材のあり方やその提示の方法、歴史の叙述などノンフィクション全般にわたって意識されるべき必須事項としてしばしば取り上げられる。

5W1Hの始まり

英国児童文学作家詩人ラドヤード・キップリングが1895年に発表した『ジャングル・ブック』には、登場する少年がの縞模様はどうしてできたかという話から「動物はどうして人間に恐怖を感じるようになったか?」など、さまざまな物語があった。その後、1902年に空想的な「なぜなの?ものがたり」(pourquoi:仏語:なぜ? - stories:物語)シリーズと呼べる4から8歳の子供向け[2]のさまざまな現象や出来事を書いた多くの物語(原題:Just So Stories for Little Children)を出版した。それぞれの物語はバラッド形式の詩的文章を盛り込んでいたが、そのなかでも「のこども(原題:The Elephant's Child)」は次のようなで始まっている。

原文
I keep six honest serving-men.
(They taught me all I knew).
Their names are What and Why and When and How and Where and Who.


日本語を解するこども向けの意訳
私にはうそをつかない正直者のお手伝いさんが6人居るんだよ
(その者達は私の知りたいことを何でも教えてくれるんだよ).
その者達のなまえは「なに? (What) 」さん、「なぜ? (Why) 」さん、「いつ? (When) 」さん、「どこ? (Where) 」さん、「どんなふうに? (How) 」さん、それから「だれ? (Who) 」さんと言うんだよ。

また、その本の挿絵には「W」の文字の波形の上3点と下2点に並んだベッドマット上の5個ボタンと枕元(または足下)から見たベッドの形の「H」が描かれた。

6W1H

場合により、

Whom(誰に)

の1つを付け加えて、「6W1H」と呼ばれることもある。


  1. ^ The Five W's and One H Approach to Six Sigma Training” (英語). Aveta Solutions@sixsigmaonline.org. 2008年12月21日閲覧。
  2. ^ Just So Stories for Little Children (Oxford World's Classics) (ペーパーバック) ISBN 0192834363
  3. ^ humans.txt. “日々の笑いをドンドン生み出す!5W1Hなライフスタイル|WARAI+”. waraiplus.com. 2022年9月19日閲覧。


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