1970年のル・マン24時間レース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 22:05 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動1970年のル・マン24時間レース | |||
前年: | 1969 | 翌年: | 1971 |
概要
フォードは目的を達したとしてヨーロッパのレース出場を止めた[2]。
ポルシェワークスは撤退した[2][3]が、前年勝利できなかったポルシェ・917を、前年までライバルのフォード監督でレース運営を熟知していたジョン・ワイヤーに託した[3]。ガルフ・オイル(現シェブロン)が大スポンサーとしてつき資金面でも盤石であった[2]。
マツダ・10A型エンジンが日本製エンジンでは初めてリーバイス・レーシングのシェブロンB16マツダ、48号車に搭載された[注釈 1]。
イギリス勢はドナルド・ヒーリー・モーターカンパニー[4]の34号車[5]がV型8気筒[5]、2,995ccエンジン[5]を搭載しロジャー・エネヴァー/アンドリュー・ヘッジズ組[4]で参戦した。
決勝
安全性に配慮し1971年のル・マン24時間レースからは通常のローリングスタートとなったので、結果としてル・マン式スタートが行われた最後の年となった[2]。
シェブロンB16マツダ、48号車は19周でリタイヤした。
ドナルド・ヒーリー、34号車はは24時間目にエンジントラブルでリタイヤした[4]。
結果
ハンス・ヘルマン(Hans Herrmann )/リチャード・アトウッド組[4][6][1]のポルシェ・917[1]、23号車が4,607.810km[4][1][6]を平均速度191.992km/h[4][1]で走りポルシェは初の総合優勝を果たした[注釈 2]。2位もポルシェ・917、3位はポルシェ・908/2Lでポルシェは表彰台独占となった。
順位 | クラス | 号車 | チーム | ドライバー | シャシ | エンジン | 周回数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | S 5.0 |
23 | ポルシェ・ザルツブルク | ポルシェ・917K | ポルシェ・912型4,494cc[1]水平対向12気筒 | 343 | |
2 | S 5.0 |
3 | マルティニ・レーシング |
|
ポルシェ・917L | ポルシェ・912型4,494cc[1]水平対向12気筒 | 338 |
3 | P 3.0 |
27 | マルティニ・レーシング |
|
ポルシェ・908/2L | ポルシェ・908型2,997cc水平対向8気筒 | 335 |
4 | S 5.0 |
11 | N.A.R.T. | フェラーリ・512S | フェラーリ・4,993cc60度V型12気筒 | 313 | |
5 | S 5.0 |
12 | エキュリー・フランコルシャン | フェラーリ・512S | フェラーリ・4,993cc60度V型12気筒 | 305 | |
6 | GT 2.0 |
40 | ソノート | ポルシェ・914/6 GT | ポルシェ・901/03型1,991cc水平対向6気筒 | 285 | |
7 | GT 2.5 |
47 | エキュリー・ルクセンブルク | ポルシェ・911S | ポルシェ・2.3リットル水平対向6気筒 | 282 |
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- 3 出典
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