高知市
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/09 22:42 UTC 版)
概要
長宗我部元親の大高坂山城改城に端を発し、山内一豊の入府以来土佐藩の城下町として発展した都市である。
高知県中部の中心都市であると同時に、四国地方太平洋側の中心都市ともなっている。県内最大の商業地を持つと同時に、県内の人口の47.7%を占めるプライメイトシティ(一極集中型都市)でもある。戦後の昭和の大合併までは県内唯一の市であった。昭和の大合併が始まる1953年の時点で、市制を施行した市の数が1つしか存在しない県は高知県が唯一であった。
国内では、酒類の消費量が多い都市の一つ。名物にはカツオのたたきとよさこい鳴子踊りなどがある。高知市民の気風とされている要素は、女性ははちきん(八金: 「『男4人分』より強い」とも言われる、勝気な女衆)、男性はいごっそう(偉骨相: 頑固者。ただし敬意の念も含まれる)などである。
日曜市を初めとする定期市(いわゆる「街路市」。開催場所、形態や運営方法は異なるものの、月曜日を除く毎日、市内で開かれている)が有名であり、「スローライフ」志向が強いとする見方もある。1998年(平成10年)に市の中心部に開設された「ひろめ市場」は、地元資本が運営しており、コンパクトな造りに比して多様な店舗(飲食店、食料品店が多い)の利用を楽しむことができるため、休日を中心に市内外からの来店者で賑わっている。
地名の由来
高知城の周辺は、鏡川などの川に挟まれた地形であった。 このため、高知城は当初、「河中山城」(こうちやまじょう)と呼ばれていたが、 音を借りて「高智山城」と改め、やがてこれが略されて「高知城」となった。
- ^ 2022年12月に過去最深積雪の14㎝も記録した。
- ^ “平年値ダウンロード”. 気象庁. 2021年6月閲覧。
- ^ “観測史上1〜10位の値(年間を通じての値)”. 気象庁. 2021年6月閲覧。
- ^ 高知市の町名改正、六十一町が二百六町に『大阪毎日新聞』高知版 昭和11年7月31日(『昭和ニュース事典第5巻 昭和10年-昭和11年』本編p167 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
- ^ 「13人下敷き10人死ぬ 住宅密集地が埋まる」『朝日新聞』昭和47年9月16日夕刊、3版、11面
- ^ 土のう積の消防士が殉職 全市水浸しの高知『朝日新聞』1976年(昭和51年)9月14日朝刊、13版、23面
- ^ “市役所本庁舎が仮庁舎へ移転しました”. 高知市公式ホームページ (2015年9月25日). 2015年9月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月16日閲覧。
- ^ “集落活動センターとは|えいとここうち”. www.eitoko.jp. 2022年9月11日閲覧。
- ^ “都市間交流宣言:龍馬の絆で結ぶ協定 全国8市区、観光・防災で交流へ”. 毎日新聞. (2014年11月16日)
- ^ “田内千鶴子生誕100周年記念事業を契機に締結”
- ^ 高知県の領事館一覧
- ^ 高知の商店街|こじゃんとネット|高知県観光情報サイト(2015年7月6日閲覧)
- ^ a b c d e 「日本の道100選」研究会 2002, pp. 183–184.
- ^ 「日本の道100選」研究会 2002, p. 11.
- ^ 中日3位アマNO1捕手木下拓哉「成長できる球団」nikkansports.com 2015年10月22日配信
- ^ アンジュルムの川村文乃(高知市出身)「自分に満足せず成長を」 11/16高知市でライブ(高知新聞、2019年11月4日)
- ^ “(2396) Kochi = 1939 FT = 1953 EV = 1972 FJ = 1978 RY3 = 1981 CB”. MPC. 2021年9月26日閲覧。
固有名詞の分類
- 高知市のページへのリンク