餌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/25 01:28 UTC 版)
動物が自らの糧として獲得する食料をいうこともあるが、この語義は掲載しない国語辞典もあり、「餌生物」や「餌資源」といった表現は「食物資源」や「採食資源」とすべきという指摘もある[1]。
字義
漢字「餌」は、本来は餅の一種、あるいは一般化して、食べ物全般を意味する。この意味は熟語「食餌」「薬餌」などに現れている。
飼育
人間が生活領域内で管理・飼養する動物を飼養動物といい、資源動物、使役動物(労働動物)、愛玩動物などに分けられる[2]。家畜等に与える餌は飼料という。特に牛馬などに与える、刈り取った牧草や干草などを飼葉(かいば)という。
給餌方法には、常時摂餌可能にする不断給餌法と1日の給餌量を制限する制限給餌法がある[3]。実験動物の場合、マウス、ラット、ハムスター等の小型げっ歯類では不断給餌法が一般的で、特にマーモセット類は少量ずつ何回にも分けて摂取する習性を考慮する必要がある[3]。一方、モルモットやウサギなどでは栄養の過剰摂取にならないよう制限給餌法がとられる[3]。
- ^ “「ニホンウナギの生息地保全の考え方(案)」への意見”. 公益財団法人日本生態系協会. 2023年3月2日閲覧。
- ^ 矢部隆「外来のカメ類の野外での定着の実態(<特集>愛知学泉大学コミュニティ政策研究所第13回シンポジウム「さらわれるカメ、捨てられるカメ、殺されるカメ-愛玩動物とコミュニティー」)」『コミュニティ政策研究』第8巻、2006年、47-57頁、CRID 1050001338298792320、2023年3月6日閲覧。
- ^ a b c “実験動物の飼養及び保管並びに苦痛の軽減に関する基準の解説”. 環境省. 2023年3月2日閲覧。
- ^ a b c “箱わなと囲いわなによるシカ捕獲の基本”. 兵庫県森林動物研究センター. 2023年3月2日閲覧。
- ^ a b c 山口充『新版 海釣り完全BOOK』メイツ出版、2020年、20-21頁。
- ^ 『基礎から始める 沖釣り入門』つり情報編集部、2008年、64-68頁。
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