銀河お嬢様伝説ユナ
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概要
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当初は年間製造タイトル数を確保するため、レッドカンパニー側より提出された企画書をハドソンが承認したもので、一定ファン層に偏った企画であったことから、極めて低予算(1000万)、短期間のスケジュール(半年)、外注と恵まれない状況での制作であったが、期待されていなかった分、制約の無い自由な制作が可能であった事は本作品には有利に働いた。それまでの強い・可愛い・頭が良いの美少女ヒロインアニメやゲームにウンザリしていたハドソンの担当ディレクターが、元々シリアスものだった本企画をギャグ路線に変更させ、ヒロインや登場キャラクターの性格を急遽設定し直した経緯がある。
そのため、初代作品は少数生産ではあるものの、発売と同時に即完売し、再販されたのがメディアミックスが本格化した頃の1995年[2]と、その間が非常に長かったため、プレミア価格が付いていた。その再販版には、公式画集や当該作のPVをHu-Video化したものが収められたディスクが付いており、SUPER CD-ROM2用タイトルの遊び方の部分は、特典ディスクの説明に差し替わってる。
MS少女等で知られる原作者の明貴美加デザインによるバトルスーツ姿のキャラクターデザインは、第1作登場の美少女15人(ユナ、リア及び13人衆)全てのガレージキットが海洋堂から発売されるなど、現在の美少女作品における本格的かつ大々的なフィギュア展開の先鞭を着けた。
本シリーズ中において異色な作品と言えるものは『FX』であり、後述のOVAのほぼ全ての内容が映像ごと流用の形でゲーム内に収録され、戦闘パートやミニゲームを追加の上、アドベンチャーゲームにアレンジされている。本作はPC-FX用のソフトの可能性を探る目的もあり、PCエンジン後継機種としてHu-VIDEシステムに代わる16bit機から見て次世代機となる32bit機のPC-FXの機能としての新しいCD-Video録画再生システムの実験も兼ねていたソフトがいくつか出た時期でもある。PC-FX自体が当時開発されたばかりの新機種である事もあり、ハードの可能性が能く判らない中での模索と試行錯誤の中で生まれた作品である。本作は当時としては普通ならCDメディアでの動画録画としての標準VideoソフトとしてあるCD-Videoをあえて使わずに、PCで行われる動画処理方法を利用した、16bit家庭用ゲーム機向けの動画媒体の一つの方向性を探るものであった。CDメディア化して更に肥大化の一歩を辿る家庭用ゲーム機の一つの可能性を探る、ハドソンとNECホームエレクトロニクスの戦略としては『アニメフリークFX』のように、ビデオアニメと同等品質の動画再生を目指す実験的な手法がいくつか用いられている。PC-FXの市場もあまり大きくなかった上その後の拡販戦略にも失敗した為に、『FX』はシリーズ中最低の売上と云う惨敗を喫してしまった。なお、CD-Videoもその後DVDの出現等により市場から姿を消してしまった技術である(PC上でなら動画圧縮展開技術の違いによりDVDに及ばないが録画再生は可能ではある)。
事実上の最終作である1998年の『FINAL』販売以降、若干のグッズ展開が行われたことのみに留まっている。この背景にはレッドの美少女ゲーム展開の主軸が一部スタッフを同じくする『サクラ大戦』シリーズへと移行した事や、「仮に新作を作るなら(時流に合わせて)恋愛もので」という内部の意見に原作者の明貴美加が強く反対したという逸話が関係者を交えたファン交流会にて語られているが、直接の理由は明確にはなっていない。なお近年ではOVAシリーズのDVD化やPSPへの『無印』&『EP』移植が行われている。
- ^ 『電撃B-magazine 第1巻』メディアワークス、1998年5月1日、80頁。
- ^ その頃のハドソンは、『イースI・II』や『天外魔境II 卍MARU』等の超大作に再販が偏っていた。
- ^ PCエンジン純正6ボタンパッドは最初、20MBit Hu-Cardのゲーム『ストリートファイターIIダッシュ』移植と同時に開発・発売(商品名『アベニューパッド6』として発売)された。この当時の全てのPCエンジンではDUOを含めて2ボタンパッドが標準だった。なおリンク先も参照の事。
- ^ 『LA』取扱説明書内の世界観設定頁中に明記されている。
- ^ 『2』以降はライトスーツ自体がユナ達の宇宙空間での行動を可能としている(ただし機動力はフライトフォームに劣る)。
- ^ グランプリファイルエントリーナンバーはヨーコ、佳華、マリ以外は判明していない為に記事内では三人を除き特段明記しない。
- ^ 『3』の展開はシステム上、ゲーム開始から【天火】落下地点での菊花との戦闘2回目終了時までが序盤、フェアリィ号発進以降ヒッソリのセキュリティ解除・美鬼戦終了時までが中盤、機械化惑星への進攻以降ゲーム終了までが終盤となる。これらの区分は前のマップに戻れるかで決定される。
- ^ a b c ナレーション上では「プリンター」と読まれる。
- ^ なお、無印の攻撃では前述の通り、この技とは逆の効果だった。『2』以降でボイスレッスンをしていた事が示唆(『OVA2』で冒頭の亜耶乎襲撃時に言及)されている。
- ^ ゲーム中の攻撃音はヴァイオリンの生録であり、名のある楽団の奏者に「ヘタクソに」や「メチャクチャに」などの注文をした上で収録された。
- ^ 『1』で声を担当した山田真木は、当時レッドカンパニーの人気広報室員として知られ、後に漫画家の西森博之と結婚している。本来は『Cドラ』の時にもそのまま演じる予定だったが、当日はアメリカに出張になっており、前々日になって慌てて永島由子が手配されたという逸話がある。
- ^ 『3』のステータス表示上では「クレッセント・ビュウ」だが、攻撃時の掛け声では「女王様の鞭」である。なお、レベルアップすると技名も掛け声と同じになる。
- ^ 祖先は以前闇の女王と敵対して敗北した惑星マーニアスの人類。マーニアスはマリアーナよりも銀河中央方向にあった。闇の女王の台詞と『LA』取説内銀河系解説図でこの事が言及されている。
- ^ 香坂女子は廃校になりその跡地は売り地となった。
- ^ a b これには【天星】がユナ達の迎撃の為に本来のマミとルイの転送位置に空間転移して来た事も絡んでいる。
- ^ セリカ(CELICA)はトヨタの四輪車の一車種、挙母は企業城下町化する前の豊田市の元の名前である。
- ^ 『OVA1』冒頭の料理の鉄人のお嬢様の声も担当している。
- ^ 一部の書籍で裏技(隠しメッセージ)扱いされていたものだが、現在は裏技に含まれない事になっている。
- ^ 『Cドラ1』では「新田三四郎」名義である。
- ^ ユナ曰く「友達と中でパーティをした時にジュースをこぼしそれ以来エンジンが掛からなくなった」との事。
- ^ ただし、この事実はユーリィが秘密にしてしまい、また声も付いていなかった。
- ^ 『嬢コレ』の移植ではこの曲はカットされており、再生シーン(タイトル画面)は無音となっている。また、それに伴いスタッフロールにもこの曲に関する説明は表示されない。
- ^ サードパーティ(ハドソン)製セガサターン対応ジョイカード。デザインもボンバーマンがモチーフになっている。なお、ハドソンで発売していた、『サターンボンバーマン』対応のセガサターン拡張機器には全て、「SBOM」の冠名が付いている。
固有名詞の分類
OVA |
クイーン・エメラルダス リトルツインズ 銀河お嬢様伝説ユナ Canvas 〜セピア色のモチーフ〜 課長の恋 |
PCエンジン用ソフト |
F1サーカス 空想科学世界ガリバーボーイ 銀河お嬢様伝説ユナ 逐電屋 藤兵衛 サイレントデバッガーズ |
アニメ作品 き |
ギャラリーフェイク 銀牙伝説WEED 銀河お嬢様伝説ユナ Canvas 〜セピア色のモチーフ〜 逆転イッパツマン |
ハドソンのゲームソフト |
ダンジョンエクスプローラー 空想科学世界ガリバーボーイ 銀河お嬢様伝説ユナ 迷宮組曲 ネクタリス |
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