金星 (相撲) 座布団

金星 (相撲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/21 23:08 UTC 版)

座布団

現在では横綱が敗れると会場全体から座布団が舞う。金星を挙げた力士に対する賞賛の意味であるが、実際は土俵上の力士行司、またその他の観客に座布団が当たるなどして怪我の恐れがあるため、館内では投げないようにと放送が流れる。

近年は、座布団同士を繋ぎとめて投げられないようにするなどの対策が取られており、2010年11月場所で稀勢の里が白鵬の連勝記録を止める金星を挙げた際には、座布団が舞うことはなかった。一方、歴史や文化的観点からこのような対策が取られることに苦言を呈す者もいる[4]

脚注

関連項目


注釈

  1. ^ 『大相撲ジャーナル』2014年12月号25頁には「前例が無かったため協会も記録の扱いに困り、金星不適用を正式発表するまでに5日を要した」という趣旨の記述がある。
  2. ^ 2014年11月場所3日目、東前頭3の髙安が勇み足で横綱日馬富士に勝利、同様の例は1972年3月の北の富士-初代貴ノ花戦以来で、協会でも混乱があったが結局金星と認められた[2]
  3. ^ 大相撲巡業に帯同した明治時代の女旅役者「おかる」に由来しており、大変な不美人だったという[3]
  4. ^ a b c d e f g h 不戦勝1勝を含む。
  5. ^ 他に優勝決定戦で1敗。
  6. ^ 不戦敗1敗を含む。
  7. ^ 当場所の優勝力士で最終成績は12勝3敗。この3敗はいずれも金星配給を伴い、しかも3日連続という、非常に珍しいケースである。
  8. ^ a b 当場所の優勝力士でこの金星配給が唯一の黒星であった。
  9. ^ 当時年4場所制
  10. ^ 当時年2場所制
  11. ^ 当時年4場所制
  12. ^ 64年3月の新横綱場所から、最多連続記録にもなる。途中休場した64年11月・65年11月場所を、それぞれ2個と1個の金星配給。全休3場所(66年1・7・9月)を挟んで66年11月場所まで14場所連続、同場所で引退。横綱在位中、全休を除いた出場全場所で金星を配給した。
  13. ^ 98年1・3月は2場所連続途中休場、共に各2個の金星配給。
  14. ^ 2022年11月場所 - 2023年3月場所、9月、11月場所は全休。2022年3月、2022年9月、2024年3月場所は途中休場、金星配給はそれぞれ2個と4個と3個。
  15. ^ 62年1月場所、番付に名を残して引退。
  16. ^ 当時年4場所制。55年1月場所は新横綱。55年9月と56年5月の2場所は途中休場、それぞれ2個と4個の金星配給。
  17. ^ 89年7月場所は途中休場、金星配給は1個。
  18. ^ 66年1月場所を全休。
  19. ^ 71年9月場所後、現役死。
  20. ^ 2011年3月場所は中止。
  21. ^ 88年3月場所を全休。
  22. ^ 2000年7月場所を途中休場、翌9月場所を全休。01年7月場所から02年7月場所までを7場所連続全休。01年5月に平幕力士(和歌乃山)からの不戦勝1あり。
  23. ^ 1973年11月場所は優勝決定後に休場(1不戦敗1休)
  24. ^ 不戦勝1を含む
  25. ^ 東前頭3枚目だった1936年1月場所7日目から続く連勝が69でストップした一番
  26. ^ 新横綱場所から2場所連続全休(1不戦敗29休)、1954年5月場所初日に平幕の二瀬山に不戦敗あり
  27. ^ 不戦勝1を含む
  28. ^ 白鵬には10場所連続と7場所連続があり、数え方によっては8回に相当する。同様に玉の海と北の湖は2回相当。#連続場所金星無配給の節も参照。

出典

  1. ^ 【秋場所】日馬富士、反則で初黒星 まげつかんだ スポーツ報知 2014年9月17日(2014年9月17日閲覧)
  2. ^ 42年ぶり珍事「勇み足」協会も認定戸惑う - 日刊スポーツ
  3. ^ 朝日新聞2014年7月12日25面
  4. ^ 大相撲、座布団舞わずに何が金星か - 朝日新聞 2011年1月7日(2011年1月8日時点のアーカイブ





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